カテゴリ:お出かけ
先日イタリア映画「Benvenuri al SUD」(ようこそ南イタリアへ)を観た。 ミラノ近郊に住む郵便局長が、ミラノに転勤願いをだしているけれどなかなか受理されず、ミラノに住みたいがためにとんでもない一案を思いつくが、結局都会ミラノではなく南イタリアにある田舎町に飛ばされてしまう。 カンパーニア州はサレルノ県にある小さな町で感じる南北ギャップ。 仕事のやり方、生活・食習慣など、何もかもが住んでいる北イタリアと違う! 北イタリアの人が持っている「南イタリアって」と言う先入観がコメデイタッチで描かれている部分、主人公(Claudio Bisio)が実際に南イタリアで体験するギャップが面白く、映画館の中は終始笑いでいっぱい。 北イタリア人が実際どの位南イタリア人に対して悪印象を持っているかと言うのは、私の周りではいないのでよくわからないけれど、そういう話をぽつぽつ聞くこともある。 最近南イタリアに行くことがないので、映画を観ながら「やっぱり南イタリアは人が明るく、楽しそうで、食べ物も美味しそうだしいいなあー。」と憧れが頭の中をぐるぐる回った。 この映画の舞台になったCastellabateと言う町は、丘の上にあり海にも近いので、一度は訪れてみたいな。 映画の中で朝食にサルシッチャ(イタリアのソーセージ)や豚の血が入ったチョコレートなどを食べる場面があったけれど、本当なのだろうか。 「住めば都」と言う言葉がぴったりの映画だった。 ところで、上の主人公家族が「どうしても住みたい!」と希望していた都会「ミラノ」へ 先週行ってきた。 パスポートの更新が目的で、ミラノへは何と5年ぶり! もともと方向音痴の私が、5年も経てばミラノ総領事館の場所など覚えているわけもなく、地図を片手にアメリカ大使館の警備員に道を聞きながらたどり着いた。 その後は、新聞で読んでチェックしておいたPoldi Pezzoli美術館へ。 ここでは現在、今年死後500年と言う特別記念で、Sandro Botticelliの特別展覧会が開かれている。 思っていたよりも絵画数が少なかったけれど、目的だった聖母子の絵をこの絵で鑑賞できたので大満足。 その後はランチに韓国料理 珍味(Gimmi)へ。 ラーメンを食べに日本食レストランに行くか、韓国レストランで焼肉か、どっちにしようか迷ったけれど、最後に焼肉が勝った。 ミュンヘン在住時代はよく食べに行っていた韓国レストランも、住んでいるヴィチェンツアでは見かけないので、ずーっと「韓国料理の焼肉が食べたい!」と思っていたのだ。 焼肉ブルゴギ定食は、ブルゴギ、キムチ(最高!)、野菜、スープ、飲み物がついて14ユーロ。美味しかった~。 実はその頃から足が痛くて痛くて、歩くのが苦になっていた私。 パスポートができあがるのは15時過ぎと聞いていたので、後2時間ちょっと。 やっぱりDuomoには行かなくてはね!と足が痛いのを我慢しながら、Duomo、Galleria、スカラ座の方を周り、その後はかなり広い範囲までとにかく歩く! 今回3ユーロの1日券を買ったので、地下鉄の駅を見つける度に例え1駅でも地下鉄を活用したけれど、なかなか駅が見つからない場所もあり、最後は足の裏に豆ができました。とほほ。 普段歩くのは好きだけれど、豆を作りながら歩くのはもう勘弁だなあ。 夕方無事にパスポートを受け取り、電車に乗って家に着いたのが19時半。 朝6時過ぎに家をでたので、13時間半の旅だった。 この日は長女のクラスで「ピザ」を食べに行くことになっていたのだが、私はもう疲れ果てて動けず、夫と子供達だけで行ってもらった。 実は子供達の幼稚園ではインフルエンザがとても流行っていて、この日学校に来た長女のクラスメートは5人だけ。(長女を入れて17人中5人が出席) それなのにこの夜のピザの夕べには、12人の子供が参加をしていたそうで、この差は一体なんなのだろうか・・・。 みんなこのピザの夕べのために、学校を休んで体を温存させておいたんだよね?と信じたい。 その翌日の夜、ものの見事に熱をだした長女と長男。 長女は微熱だったので翌朝には下がっていたけれど鼻水がひどく、長男は年末の再来か熱に加えて「ひゅーひゅー」言う喘息風の咳がひどく、今日まで何も食べられない状態だった。 こんな時の治療方法はただ一つ、スチーム吸引器が一番効く。 早速先日購入したスチーム吸引器をうぃんうぃん活用する日々である。 2人とも早くよくなって、母を楽にさせておくれ~。 今日のBaciチョコの中に入っていた名言。 「un'avventura non si rifuta mai(Never refuse an adventure)」 (ベトナム風肉まんを作りました。週末に友人宅に持って行くつもりで、長女と作り始めた肉まんでしたが、子供達の熱によりキャンセルになりがっかり。ベトナム風肉まんは肉と野菜の他に卵やサラミが入っていてボリュームいっぱい。形が不恰好になってしまったけれど、味は美味しくできました。かれこれ10数年前にケルンのベトナム人ファミリーにホームステイしていた友人から教わったもの。私も一度この家族宅を訪問しましたが、ベトナム人の気さくさとお料理の美味しさが良い思い出となって残っています。ベトナム料理が食べたいなあ。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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