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2005年09月24日
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カテゴリ:海外ミステリ

密室ということばには魔力があります。
それだけで、不可思議、謎、消失、トリック、色んな言葉が同時に浮かんできます。

被害者一人しか居ないはずの閉ざされた空間でおきた殺人。
ところが犯人の姿はなくて、しかも逃げ出せたはずもないという状況。
普通に考えるとありえないはずのことが起こってしまうのです。

その謎を、時にはかっこよく、時には冷静に、時には苦い思いで解き明かす探偵たち。

「密室殺人傑作選」は1968年にアメリカで発表された、“密室”を扱った不可能犯罪ばかりを集めたアンソロジーです。

古典からパロディ、ユーモア、SF、歴史とバラエティにとんでいて楽しめます。


<収録された14の密室>

「ある密室」ジョン・ディクスン・カー ギデオン・フェル博士が登場します。

「クリスマスと人形」エラリイ・クイーン 怪盗から予告状がきて、エラリイ・クイーンとクイーン警視のクリスマスは大忙しです。 

「世に不可能事なし」クレイトン・ロースン 探偵役の奇術師グレイト・マリーニは作者ロースンの芸名でもあります。

「うぶな心がはりさける」クレイグ・ライス 檻の中での密室事件。ライスの処女短編です。

「犬のお告げ」G・K・チェスタトン 有栖川有栖の「密室大図鑑」にも登場したブラウン神父もの。密室を扱った作品として有名ですが、何度読んでも面白いです。

「囚人が友を求めるとき」モリス・ハーシュマン ユーモアのある作品です。

「ドゥームドーフの謎」メルヴィル・デヴィッスン・ポースト アンクル・アブナーシリーズの代表作であり、古典的名作です。

「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」ウィリアム・ブルテン パロディの傑作、情けないオチ。

「長い墜落」エドワード・ホック 独特のプロットがさすがです。

「時の網」ミリアム・アレン・ディフォード 思いがけない設定に驚きます。

「執行猶予」ローレンス・G・ブロックマン 30年代中ごろの時代に特有の雰囲気と特有のトリックです。

「たばこの煙の充満する部屋」アンソニイ・バウチャー ハードボイルドな雰囲気が余韻を残します。作者はアンソニイ賞に名前を残すアンソニイ。

「海児魂」ジョゼフ・カミングズ 海の密室という珍しい設定です。

「北イタリア物語」トマス・フラナガン 中世の北イタリアが舞台です。


密室殺人傑作選 密室殺人傑作選 :H・S・サンテッスン編









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最終更新日  2005年09月25日 16時34分13秒
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