テーマ:ミステリはお好き?(1451)
カテゴリ:日本ミステリ(か行作家)
<あらすじ> ファミリーレストラン「ロンド」を舞台に展開する謎の事件。 不可思議な老人は 21歳の女の子の人生にとって、とてもたいせつなものを与えてくれた。 それは常識によらず、人を信じる力。 犬と老人と21歳の女の子が挑むミステリー。 (「BOOK」データベースより) ファミレスの老人は公園で賢者になる/ありがたくない神様/その人の背負ったもの 21歳の久里子は、家の近くにあるファミリーレストラン「ロンド」でアルバイトをしています。 「ロンド」には、店があまり混んでいない時間帯に、いつも同じ席に座る 国枝老人がいます。彼は 少し痴呆の症状が出ているようです。 ところが、彼は公園のベンチで出会ったときだけ賢者になって、久里子の身の回りで起きる謎を解く手伝いをするのです。 三つの事件は、日常の謎から、いつしか大きな謎へとつながっていきます。 服飾の専門学校に通ったものの、希望の会社に就職できないで フリーターをしていること、引きこもり状態の弟のこと。 久里子が ちょっとしたきっかけで不安になったり、自分だけが取り残されているような焦りを感じる気持ちが、きめ細かく描かれているので、思わず「わかる、わかる。」とうなずいていました。 生きるのがへたな人の心も、少しだけふわっと軽くしてくれるような作品です。 「そう、悪いことより、いいことの方がたくさん起こる。それに、こう考えておきなさい。いいことが起こっても、次に悪いことが起こるとは限らない。反対に悪いことが起これば、次はいいことが起こるんだ、とね」 賢者はベンチで思索する お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは~♪
samiadoさんも順番を間違って読んでしまったんですね。同じです!! 『ふたつめの月』のレビューを探してみましたが、書かれてなかったんですか? (2009年01月28日 20時20分13秒)
あるようですね。久里子という名前やsamiadoさんの書かれている文を読んでそう思っていたら「あっ表紙にあの犬たちが」アンとトモでしたね。また,来月借りたいと思います。パソコンから本の貸し出し予約できるって聞いてきたのに未だにやり方が分からないので,また,行って借りようと思います。楽しみです。わくわく。
(2009年01月28日 20時45分47秒)
茨木 月季さん、こんにちは!
>samiadoさんも順番を間違って読んでしまったんですね。同じです!! 『ふたつめの月』のレビューを探してみましたが、書かれてなかったんですか? 実は感想が遅れていて、読んでから書くまでの時間差が広がっているのです。たまに読んだばかりの本の感想を書いたりもするので(やはり書きやすいので)、収拾がつきません。『ふたつめの月』はこれから感想を書きます。これじゃ、だめですね。何とかします。 (2009年01月29日 17時20分37秒)
アルビレオさん、こんにちは!
ごめんなさい。ちゃんと書いておかなかったことを反省しています。実は、こちらの方が『ふたつめの月』より前の話なのです。犬にも人にも、ここで出会います。 (2009年01月29日 17時26分05秒)
samiadoさん
ちゃんと書いてありましたよ。私がしっかり読んでなかったのと「ふたつめの月」の本の装丁が目に焼き付いていたので後先考えずに図書館ですぐにさがしてしまいました。今度行くときは,犬のついた黄色い本とサクリファイス(自転車)を探したいと思います。それから,あわてずsamiadoさんの文をひとつひとつじっくり読んでから落ち着いて探しに行きたいと思います。 ----- (2009年02月03日 22時18分40秒)
アルビレオさん、こんばんは!
これからは、シリーズ物ならばシリーズ物とわかるように書きますね。順番が逆になりましたが、久里子がどう変わってきたかもわかると思います。 近藤さんは女性特有のどろどろした感情の描き方がうまいという印象でしたが、最近認識を改めました。『サクリファイス』、ぜひおすすめです。でも、まだ予約が多いでしょうね。 (2009年02月04日 18時18分41秒) |
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