テーマ:ミステリはお好き?(1445)
カテゴリ:日本ミステリ(か行作家)
教育こそが日本を変える。 希望に燃え学習塾を開いた波田信人は戸惑うことばかり。 受験を控えた難しい年頃の中学生の間で、厄介な事件が続発するのだ。 おちこぼれ生徒が突然試験で高得点を取ったり、「トラが空を飛んだ」「日本からアメリカまで一時間」など嘘を連発したと転校生がいじめられたり。 そして信人最大の悩みが新米事務員・波田煌子。 元警視庁のプロファイラーだというが、言動はお惚け。 しかしカンニング疑惑の真相も、嘘つき発言の真意もどうやら掴んでいるようで…。 内容(「BOOK」データベースより) サイコセラピスト探偵の波田煌子シリーズの3作目。 前作『なみだ特捜班におまかせ!』(感想)では警視庁の特捜班で、迷宮入りの猟奇的な事件を捜査していた煌子(きらこ)、今回は学習塾に事務員として雇われたようです。 その学習塾は、理想に燃える熱血教師の波田(はた)信人が開いたのですが、雇われたばかりの煌子は、早速「はた」を「なみだ学習塾」と間違えて看板に書いてしまい、ドジぶりを発揮。 ところが、塾で起こる色々な問題を解決するのは、並みいる講師陣ではなく、そんなとぼけたキャラクターの煌子です。 どこがどうしてそうなるのか、理屈はよくわからないけれど、はちゃめちゃに感じられる推理が、バシッと的中します。 いつの間にか、先生たちも事務室に集まるようになり、まるで塾が煌子中心に動いているかのよう。 それは、煌子が毎日用意する、さまざまなお茶と、それに合う美味しそうなお茶菓子に引き寄せられる、というのもあるようですが……。 サイコセラピスト、警察のプロファイラーと来て、塾の事務員。 今回が一番無理なく、ほのぼのキャラの煌子がはまっている気がしました。 気軽に読むことができます。 なみだ学習塾をよろしく! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月27日 18時35分35秒
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