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テーマ:ガンの自然治癒(1100)
カテゴリ:前立腺癌
以前から自分の前立腺がんについて自己治療で治すと宣言しておりましたが、この度ある病院で陽子線治療を受けることになりました。 その後主治医にご相談しましたところ、半年ほどはホルモン療法(内服薬と注射)でpsaの数値を限界まで下げるようにして、十分下がったところで陽子線治療に入るということです。 ホルモン療法はあまりやりたくなかったんですが、この際医師に任せた方がいいだろうと判断した次第です。 臓器の温存を望むのであれば陽子線治療がいいだろうということでした。 やはり、主治医もpsa20は越えてはならない数字だというご意見でした。 現時点で19位まで来てますので、ぎりぎりに間に合った感じです。 陽子線治療というのは水素の原子核を束にして患部にピンポイントで照射するという放射線の先進医療です。 前立腺がんについては保険対象になります。
切ったり貼ったりという侵襲もなく、麻酔の必要もない楽な治療でもあります。 放射線治療は、病変部位と正常組織にあたる放射線の量を適切にコントロールし、同時に副作用を低減することを目指して発展してきました。
陽子線治療は、前述した陽子線の特徴である、病変部で止まるという優れた性質を利用することで病変部位に限局した放射線治療が可能となり、病変の制御率向上と副作用の低減の両立が期待される理想的な放射線治療です。
自己治療をやっているときには自分を鼓舞するために現代医学の治療に対して否定的な発言をする傾向があり、不愉快に感じた方もあったかもしれません。
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今私はリハビリテーション医療に従事しており、癌治療からは離れた立場ですが時々学会などに出ると昔と今では治療法ががらりと変わってきていることを実感しています。陽子線治療もそうですが、免疫チェックポイント阻害薬による治療などにも目を見張っています。
免疫チェックポイント阻害薬とは、がん細胞を攻撃するT細胞の働きにブレーキをかけている蛋白質であるPD-1とPD-L1の結合を阻止することで、PD-L1により抑えられていたT細胞の働きを活性化することで抗腫瘍効果を発揮させる薬ですが、昔は抗がん剤と言えば、腫瘍細胞だけでなく正常細胞も傷みつけるので副作用が問題になっていました。現在の治療法は癌が私たちの体内にある白血球(T細胞)からの攻撃から逃れてぬくぬくと大きくなるのをストップさせる治療法が主体になっており、昔とは全く違う観点で治療が行われていることを知りました。陽子線治療の動画も見ましたが綿密に計算されており、随分進歩しているのだなと思いました。今まで努力してきたことも無駄ではないと思います。ご成功を祈っています。 (2024年04月19日 22時57分14秒)
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