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馬鹿はシネマで直らない

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2008年06月17日
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カテゴリ:アニメ
 いきなりのアーヴ語連発も戦闘シーンかつ、見知った方々での演出となれば楽しめようが変わってくる。スピールが出てきたときにはテンションがかなり上がってしまった。参謀長は雰囲気がジントに良く似ていることで……。

 メインの内容もよくこなれていて非常に楽しめた。原作に忠実ながらディスプレイを指でクリクリしているエクリュアなど私の心をわしづかみにして離さない演出がニクイ。
 ジントとラフィールの熟練したやりとりも実際に声優さんが熟練しているのか感慨深く感じられた。そしてそのまま部屋を去るのが惜しいほどエロい。着席するラフィールを撮ったアングルのいかがわしさは狙ってやってるよね……。

 ただ、ラマージュ陛下の喋りようはもっと厳かでありつつも丁寧な印象を抱いていたので少々残念だ。高慢を避けつつも高貴さを保とうとしてぶっきらぼうになっているきらいがあるような……おそろしく難しい人なのは間違いないな。
 人類統合体――他の露出がやや少ないなぁ――との狂騒的な戦争がはじまるというのに、ジントと同じく楽しげな気持ちにしかなれないのだから困ったものだ。あのジントは、ラフィールのほうが寿命の長いことが悲しくて艦を棺にいっしょに散ることをむしろ喜んでしまいそう。
 もはや愛を一足飛びに越えてしまった狂気という名の愛がある。

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最終更新日  2008年06月17日 23時23分24秒
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