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怖いね、騒音公害。
北欧の英雄ベオウルフの冒険を映像化した意欲作。全体的にCGっぽさが漂っており、その押しつけがましさ、そのものが演出であるような気分になってくる。そこまでいじらなくても……と思うシーンまで効果を入れてくる。 騒音公害に怒り狂ったグレンデルとの戦いは、かなりグロテスクでみていて苦しいものがあった。物語に語られて脳裏に描くのならいいのだろうが、それに忠実に描かれすぎるとキツイことキツイこと。 母親の子守唄はOKというグレンデルの神経はなんか都合がいいなぁ。父親が人間だし、人間レベルだと考えればそれほどでもないか? 後半のドラゴンとの戦いは大迫力で、けっこう満足できた。 老いた身体を駆使しての空中戦に手に汗握る。兵士たちがやたらと迎撃の準備を整えていたのにも笑ってしまった。それが、王を危険にさらす方向に働いちゃっているし。 そして、ヴィグラーフというか彼の馬が見事だ。燃える橋をジャンプするのに留まらず、城を駆けのぼる能力は馬にしておくのが惜しい。ヴィグラーフじゃなくて、馬を次の王にした方が良かったんじゃないか?本気でそう思ってしまった。 栄光の空しさと断ち切れない人間の因果を感じさせるラストもなかなか趣深い。 なんといってもエンディング最初の英雄を謳った曲が素晴らしかった。個人的にはこれを聴くためだけに買ったと思っても損はない。途中で根をあげず最後まで見てほしい ベオウルフ 呪われし勇者 劇場版(2枚組)(DVD) ◆20%OFF!タイプだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月12日 23時46分08秒
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