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テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:▼ドイツカルチャー?▲
寒いこの年末年始の時期、オーストリアではどうやら
土着信仰の名残か、変な風習、イベントが目白押しです。 特徴としては冬至を過ぎて冬を追い出すのに忙しい。 そして日本の除夜の鐘のように、鐘を鳴らすことや どんど焼きのように煙が結構重要。 煙で悪い冬の精霊を追い払ったり、 煙で家や家畜小屋をお祓いしたりしています。 煙を帽子の中に閉じ込めてからかぶったりもする。 なんか浅草寺とかで『頭がよくなりますように』って やったのを思い出しちゃいます。 そして1月5日の夜にはヨーロッパ版なまはげ も出動します! 怠け者の子供や部屋を汚くしてる子はお仕置きされちゃいます。 ただしこのなまはげ、Perchtenという女性。 Sch?nperchten(きれいなPerchten) と Schiachperchten(オーストリア方言で醜い、ドイツじゃ通じない言葉) エンジェルちゃんみたいなのと、なまはげみたいなの両方いるらしい。 彼女達が鳴らす鐘によって、冬は遠くへ追いやられるようで、 日本のなまはげと同じ、怖い顔してる割には結構人気者のようです。 地域によって違うようですが、ザルツブルグのほうでは 『鬼はー外、福はー内』みたいな掛け声かけるところもあるようです。 キリスト教が異教を迫害したから、細々とキリスト教風のイベント のふりして生き延びてきて、まだ今日も続けられているってすごい。 もともとクリスマスの風習は自然の神を信じるヨーロッパの土着の 信仰に根付いてるのが多いようで、日本の風習とかともかぶることが 多いのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 6, 2007 01:05:38 PM
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