保存のいい大沼竹雄9㎝を入手/ヤフオク
保存のいい大沼竹雄9㎝を入手/ヤフオク新型コロナウイルスでたいへんな世の中となった。出席予定だった東京こけし友の会の3月例会も中止になってしまった。 パソコンではWindows7が終了となったためやむなくWindows10に切替えた。使い勝手が7と異なっているため、苦戦中。そんなことでブログのアップもすっかり中断してしまった。 ▼ヤフオク3月12日、13日終了で、戦前の古作が多数出品された。 どれにも署名作者名はなく1939年(昭和14年)以前のものと思われた。その時代にしては驚くほど保存状態が良く、まったく飾らないで暗所に保管されていたものと思われる。その一部には高島屋 30銭などのラベルもあった。 高島屋といえば、「万国お人形博覧会」を1934年(昭和9年)1月11日より2月11まで開催している(『こけし辞典』)。東京での初めてのデパートでの展示即売であった。おそらくここで購入されたものであろう。他の出品も一部を除いて同時期のものと思われた。 どれも欲しいものばかりであったが、欲しいものにはライバルが多く、どこまで競っても落札することができなかった。 最後には目をつぶって、鳴子の1点のみ競り上げてなんとか落札することができた。 それは推定大沼竹雄9㎝で小寸ながら味わいのあるものだった。頭部はラッキョウ型で胴模様は旭菊と正面菊の組み合わせ。既述のように消えやすい緑もはっきりと残っている。おぼこい表情はなかなかで、愛蔵の一品となりそうである。制作年は上記の出品状況から昭和9年、10年ごろとみた。 にほんブログ村にほんブログ村