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倉橋島南海岸…少々?いやっ、かなり遅れ気味です。
まず第一に、水が冷たい。 第二に、卵がまだ完全に出来上がっていないメスが多い。 第三に、ピンギスがかなりの割合で混じる。 第三の理由付けに??と感じた方は、おそらく産卵終了後の真夏のキス釣りをイメージされたかと思いますが、ピンはいつの時期にもたくさんいます。真夏にピンギスが湧いてきたかのごとく釣れ始めるのは、相対的な感覚にすぎません。ピンギスを蹴散らしてまでエサを貪り食っていたビッグママたちが、第一期産卵を終えて休憩に入るから。そう、毎年4~5月に卵を宿す活動のために大人たちが集まってきて6~7月に産卵を終了するまでは、キス場は大人たちの天下になります。ピンに捕食の間を与えないくらいの個体数が集まってくるため、良型がそろうというメカニズムになっております。落ちの時期に良型ばかりが入れ食いになるのも、これとまったく同じ原理だと言えるでしょう。 よって、まだリプロダクション真っ最中の5~6月にこれだけピンが混じるということは、水温の関係とか様々な要因があって、大人たちの密集度がまだまばらで、結果、ピンたちに捕食の間がまわってくるのではないかと想像できます。 ワタクシは、この辺のデータを集めるために4月からほとんど一定の釣り場で釣っているのですが、こう着状態がかなり長く続いており、心は折れる寸前です 今日は7月最初のキス釣り。もうそろそろ爆発してくれないと、本当にワタクシのか弱い心は折れます。 さすがにもう7月ですから、ピンも含めていいのなら50匹くらいは余裕で獲れますが、まだまだ水も冷たく、産卵の機も熟していない模様。よって、今日もなんだか釈然としない釣りでした。ちなみに画像の3連はすべてオスでしたし、 コイツはビッグママ(26cm)ですが、薄くて透明な、しかも粒がまだまばらな未完成の卵を申し訳程度に宿している状態で、これからもっともっとエサを貪り食って栄養をどんどん卵に与えてやらなければならないのが見て取れました。このピンポイントはワタクシが最も愛する地点で、例年なら25cm前後(ときには泣き尺サイズも)が10本くらいは確保できるのですが、今日はこれ1匹でした。 通常17cmくらいからを持ち帰っているのですが、今日の持ち帰りはやっと30匹を超えたかな?という感触でした。人の感覚で申しますと、機が熟すのってアッという間ですから、ここ1~2週間は倉橋南海岸から目が離せません。次回は時間がいつもよりたくさん出来ましたので、複数(といっても2箇所くらいですが)の状況を見てまいりたいと思っております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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