このシリーズも3作目。
相変わらず月曜断食中のせいか、前の2冊より楽しく読めた。
男ふたり夜ふかしごはん (単行) [ 椹野 道流 ]
書けなくなって東京から神戸の高校の先輩の家に逃げてきた小説家と古い一軒家で一人暮らしをしていた眼科医の同居生活も3年目。1年間を月ごとを1章にして、なんとなく季節を感じさせるお菓子や料理が美味しそうだ。小説家の作るアイデア料理もあるが、実在の神戸の老舗菓子店のものも出てくる。手作りも男の料理という感じで手がかかっていないのがいい。材料さえあればすくに作れそうなものばかり。食べ物の好みが合って、気の置けない同居生活はなんだかうらやましいくらいうまくいっている。
小説家の仕事もここへきてうまくいき始めたようで、時間の経過も感じられた。
やっぱり文字から想像するほうが美味しそうだ。
文中のステーキは神戸まで行って食べてみたいと思った。
前の2冊も読み返してみようかな。
男ふたりで12ヶ月ごはん (単行) [ 椹野 道流 ]
男ふたりで12ヶ月おやつ (単行) [ 椹野 道流 ]