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今回、日本に連携の手を差し伸べているのは、日本側にも驕りがあったとはいえ、1980年代に日米半導体協定の締結を迫るなど、徹底的な日本の半導体産業潰しを仕掛けてきた米国だ。 中国との対立の激化という安全保障と経済安全保障の問題が大きくなっているとはいえ、日本潰しの先兵に使ったTSMCやサムスン電子が大きくなり過ぎて信頼できないと考えて、手のひらを返したかのように、日本に手を差し伸べている感が強い。 米国に依存しすぎることのリスクも指摘しておきたい。 つまり、政府は半導体などの個別戦略では米中のブロック経済化の進展に対応する必要があるだろうが、もう一方で、グローバルな自由貿易を標榜し、米中対立を和らげる道も模索し続けておく、そういうしたたかさを求められている気がしてならないのだ。 日本の半導体産業は米国に徹底的に踏みにじられたという、悲しい歴史を持っているが、愚かな文系日本はその価値に気付けず、多数の国家的価値のある優れた技術者達を海外に流出させてしまった。 その結果が今の台湾や韓国における半導体産業の隆盛である。 米国の犯した最大の過ちは、短期的視野=目先の利益のみにとらわれて、日本憎しと日本の優れた半導体産業を叩き潰し、散逸させたことだろう。 同盟国なのだから、潰さずにうまく制御していれば現在のような安全保障上の苦境を迎える事など無かったのだ。 当時の米国の視野があまりにも狭窄していて、短期的な利益と自国産業の保護のみに走り過ぎた結果だ。 つまり、愚かな米国が自分で蒔いた種が、有毒な悪果として稔ってしまっただけでそれ以上でもそれ以下でもない、自業自得である。 今更、地政学的にも、安全保障的にも日本がベストと気付いても、遅かったね。 日米半導体協定でアメリカに酷くいじめられたのに、離米の道を歩まなかった 日本の政治家の馬鹿さ加減が一番の問題でしょう このままいくと代理戦争やらされて第2のウクライナになりそうですが それでも相変わらずアメリカべったりなんだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 9, 2023 01:17:18 PM
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