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倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

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2008年03月26日
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カテゴリ:戦争ゲーム
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↑ちょっと気合いが入ってきました。がんばります!

大国アメリカが没落した後の世界を想像しています……
その御伽噺第300話です。

元自由アメリカ海軍潜水艦「ノーチラス」現在は「自由の海」は、天皇の潜水艦「神秘」の右後方800メートルの位置に付けている。もし、この艦から今魚雷を発射すれば「神秘」を撃沈できることは間違いなかった。

たった一人の中国人に制圧されているこの状況はいったいどう考えたらいいのだろう。120人の屈強なアメリカ軍人たちはどうすることもできなかった。
「なあ」
 と、ロバート曹長は男に声をかけた。男はモニターを眺めながらうなずいた。ロバートは、
「どうしてあんた一人だけがこの艦に残っている? なぜ仲間がいない?」
 と、疑問に思っていることをずばりたずねた。

「一人で十分だからだ」
 と、男は答えた。
「二人ではなくてか?」
 と、ロバートが重ねてたずねた。
「そうだ、艦のコントロールに必要なパスワードなどのデータはこちらが全て奪った。君たちが束になっても、この状態から艦を取り戻すことはできない。また私を脅したところでどうしようもない。私が死ねばこの艦は自動的に自沈する、君の知っている通りだ。しかも一人だと私は仲間を守るための気を一切使う必要がない」
 と、男がいうとロバートはあっと声を上げた。そうか、人質を取られないためにたった一人でこの艦に残っているのだ。ロバートは改めて東洋人の不気味さに背筋の凍る思いがした。

「この艦の任務は何だかわかるか」
 と、男が反対に質問した。
「さあ、天皇陛下の護衛か」
 と、ロバートが思い付きで答えた。

「そうだ、この艦は盾だよ、弾除けだ。見たまえ」
 と、男はモニターをあごで指した。ロバートはいわれるままにモニターを確かめた。ソナーからの情報が映っている。

「水上に何かいるな」
 と、ロバートがいった。
「そうだ、自由アメリカ海軍のイージス艦だよ」
 と、男がいった。




続く。










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最終更新日  2008年03月26日 14時31分59秒
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