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カテゴリ:戦争ゲーム
↑ちょっと気合いが入ってきました。がんばります! 大国アメリカが没落した後の世界を想像しています…… その御伽噺第308話です。 「あなたからは強烈なオーラを感じますよ」 と、張中尉がいった。 「ですがあなたのいうようなアメリカの復活は当分おあずけです」 張中尉の言葉にスチワート大佐はあからさまに嫌な顔をした。 「君が自爆すれば全てが終わるからな。そちらは君一人だが我々はノーチラスとキャンベラ合わせて445名が犠牲になる。日本発のカミカゼ戦法もずいぶん進化したようだ。残念ながら主導権は君にある」 スチワート大佐は強気のまま降伏した。張中尉はイージス艦「キャンベラ」の艦橋に案内された。途中何人もの乗組員とすれ違った。みな降伏したとの知らせに茫然自失して突っ立ったままだ。 張中尉はスチワート大佐から司令官の座る椅子をすすめられた。だが断った。 「司令官はあくまでもあなたでしょう」 張中尉は水中無線の準備を要請した。用意されたヘッドセットを頭に付けると二言三言何かいった。 「君の仲間かね」 と、スチワート大佐がたずねた。張中尉はうなずいた。 「左舷、10時の方向!」 と、見張り員が突然叫んだ。その方向を見ると海面が泡立っている。 「潜水艦が浮上してくる」 と、スチワート大佐がつぶやくようにいった。 白く泡立った海面から黒い物体が姿を現した。潜水艦「自由の海」である。だが、潜水艦はそのままゆっくりと浮き上がっていく。喫水線以下の赤い部分が見えてきた。 「潜水艦が空を飛んでいる」 スチワート大佐はそういって口をぽかんと開けた。 続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月08日 09時59分33秒
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