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倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

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2008年10月20日
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カテゴリ:ブログ小説
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!

坂の上の雲と戦争ゲーム

今日のノート

平和維持活動

加藤大作が駅前の遊説の際に自衛隊の国際貢献活動で殉職した自衛官の遺族の老婦人に不誠実な対応をした、という報道がなされてしまいました。加藤は中国に対しては強硬な姿勢を鮮明にしています。だから、前々から戦争を辞さないのではないかと言われていました。それが人気の素でもありましたが、本当に日本がアメリカの後ろ盾なしに戦争が出来るかどうかは誰にも自信はありません。

第二次世界大戦以降、2030年代まで、4分の3世紀以上、日本は戦争をしたことがありませんでした。それでも日本の防衛を肩代わりしていたアメリカ軍を補助する意味から高性能のアメリカ製武器を装備した自衛隊をずっと保持していました。だが、そのアメリカ軍が忽然と全世界から消えてしまったのです。

当初、中国は平和主義を唱え開放政策を推し進め来ました。反日は鳴りを完全に潜め、親日政策が強力に推進されました。日本は大歓迎です。その物わかりのいい顔にだまされて企業を大量に進出させた日本は中国に経済の要を握られてしまったので逆らいにくい状況になってしまいました。人質に取られたようなものです。中国政府の役者が上だったということでした。

やがて中国の化けの皮がはがれます。朝鮮半島の領有化宣言をし、尖閣諸島で日本の巡視艇を無警告で撃沈し、日本から独立した沖縄に人民解放軍を駐留させました。そしてとうとう人民解放軍が北朝鮮になだれ込んだのです。

だが、中国の真のねらいは共産主義からの決別です。日本を利用することで中国国内を分裂させることなく達成しようと企んでいました。日本を利用するとは占領すると言うことです。その占領された日本の指導者にホームレス出身の作家、加藤大作が選ばれました。中国の陰謀であった「横田めぐみ」偽物事件をきっかけに信用を失った日本の内閣は総辞職します。加藤は中国政府の密かな支援を受けて衆議院の解散総選挙に打って出ました。

人民解放軍が北朝鮮に侵入し、中国の脅威が現実になった今、加藤大作と新自由愛国党の支持率は鰻登りです。だから老婆とのやりとりで生じた誤解を取り除かなくてはなりませんでした。

彼はしかし、悩んでいました。どこまで正直に話すかです。戦争をするつもりはありました。中国に占領されることは受け入れるつもりだからです。戦争しないと言えばウソになります。戦争を避けていては日本はひどい状態になっていくと加藤は想像していました。だが、どう答えたらいいのでしょう。

タイミングよくそこに例の中国人実業家の劉維国が例の美人教授、趙秀蘭を連れて車でやってきました。携帯電話で加藤は呼び出されました。

「少し自宅で休みたい」
 加藤はそうスタッフたちに言い残すと選挙事務所から堂々と抜け出して車に乗り込みました。

美人教授!

「チャンスですよ」
 と、趙秀蘭はにっこりほほえみながら言います。










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最終更新日  2008年10月20日 14時49分49秒
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