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カテゴリ:ブログ小説
↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります! 坂の上の雲と戦争ゲーム 今日のノート 中国の将軍はシビリアンコントロール、すなわち文民統制の欺瞞について話しをし始めました。 「軍事は宗教が誕生する以前から存在していました」 と、将軍は言います。 「縄張り争いがそう。人も獣と変わらない。軍事はそのときからおつきあい。政治と宗教の分離、政教分離はできても政治と軍事を分離することは無理。だからシビリアンコントロールは単なる言葉の遊びに過ぎない」 「それはわかる。軍事の専門知識がない人が軍事に口出しをすれば大抵現場の人間の命が危険にさらされることは自衛隊ではよくありました」 「そう、その通り。実はアメリカの大統領も第2次世界大戦の大勝利以降は軍人出身者が多い。悲劇の名大統領といわれたケネディも魚雷艇の指揮官だった。アイゼンハワーなど連合国の総司令官でした。軍人がいつの間にか文民になること、よくある。軍事は進歩すればどうしても専門知識が複雑になる。それを素人が判断すること自体無理がある」 「なるほど・・・」 「実は人民解放軍もシビリアンコントロールの行き過ぎでおかしくなった」 「は? 人民解放軍が、ですか? 共産党の問題と言うこと?」 「軍人が平和ぼけして官僚化、軍事知識のないモノ、戦う才能のないモノが出世する。これ、軍事崩壊の法則。きっと昔の帝国日本の軍隊でも起きたこと」 「それをシビリアンコントロールで防ぐことができないということですか?」 「そうです。軍事崩壊を防ぐためには国民全体に軍事知識を教える必要アル。つまり、義務教育に軍事訓練や軍事学を入れる必要アル」 「子どもの時から教えるのですか?」 「そう。これしかない。しかし、これ、なかなかできない」 「教師が反対するからですか? 教え子を戦場に送るなとか」 将軍は声を上げて笑いました。 「反対するのは軍人ダヨ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月09日 23時10分21秒
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