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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります! 東アジア大戦 シナリオ風 今日のノート ゲーム理論の中で、個別には合理的な行動を合成すると社会的に悪い結果をまねくパラドックスを、合成の誤謬といいます。 官民格差を公務員の給与引き下げでどうなるかを考えます。 好景気の時は、仕事内容が窮屈で単調、その上に給与の低い公務員など見向きもされません。同じなら給与のいい民間の会社で働く方がよほど待遇がいいからです。 そんなとき少数派の公務員は無視されます。デモやストライキは原則禁止、あくまでも人事院勧告に従うしかありません。特に教師の待遇はひどく、あまりの薄給に教壇を去った人もいました。しかし、今は違います。 ロッキード事件で逮捕された田中角栄が、恩師から低い給与をなんとかしろ、と言われてそれがきっかけとなったか、人材確保法案が通り、教師には一定の手当が付くようになりました。女性が多い職場だったので特に産休・育休の制度は充実しています。実際、正規職員の場合、勤めてから3人子どもを産んで育て、産休・育休の権利をフルに使えば10年間は身分が保障され、その上に、ある程度の給与も支給されます。その間、一度も勤務しなくても、です。 うらやましいです。しかし、その権利の裏には勤務と出産や子育ての両立に奮闘した先輩の女性教員たちの苦労と犠牲があったわけです。その他、好景気に湧く民間を尻目に黙々と仕事を続け、日本を支えて来た公務員の努力はやがて待遇の段階的な改善に繋がります。 実は公務員の給与がどんどん上がり出したのは、国の借金が始まり出した1970年当たりからです。それに従って身分も保障され滅多なことではクビにならなくなりました。クビに出来る法律はあります。その適応をできるだけ発動しなかったわけです。国の借金は主に公共事業に投資され、民間の所得を下支えします。 つまり、公務員の給与引き上げは民間の景気を支えるための布石だったのです。特に都会では教師不足が深刻で、大量採用が続きました。当然、質の低下が避けられなくなります。日教組が左翼思想にどっぷりつかって現場を混乱させたのも国の借金が始まってからです。 今、官民格差がいわれています。が、実は民間も、公務員の厚遇にかこつけて甘い汁を吸って来たのです。そのことを棚に上げて一方的に公務員の人件費削減や解雇を叫んでも仕方がない。 公務員の給与を下げたら民間はもっと下がる。まして公務員を不用意に解雇したら民間の労働市場はもっと厳しくなり必要以上に失業者が増えます。これが現実なのです。最初にいった合成の誤謬です。正しいことを組み合わせたつもりがもっと結果がひどくなる。 腹の立つ公務員は多いでしょう。それは国の借金による景気の下支えによる副作用です。民間だって景気過熱のバブルの頃、ものすごく態度の悪い従業員が多かったですよ。 官民は共に国民です。ゲームの同じサイドにいる仲間なのです。その対立を煽っている本当の悪い奴らこそねずみ講の上位会員たちです。 バイオハザード4 コミック the Russo‐Japanese War お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月27日 11時09分46秒
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