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倖和(サチナゴム)の妄想小説・・・

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2016年12月29日
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カテゴリ:ブログ小説
 頭のいい人ではあると思います。いつもしっかりとした(やや冗長な)文章をアップしています。それなりに勉強になります。
 
 今回当然のように安倍首相の「和解の力」に疑問を呈していました。そのキーワードはハル・ノートです。事実上の日本に対する最後通牒と言われています。目的はモンロー主義に固まっていたアメリカをヨーロッパの戦争に参加させるためだとされています。だから「真珠湾だまし討ち」はおかしいし広島とのセットで不戦の誓いというのも変だというのです。それは全くその通りだと私も思います。
 
 アメリカが参戦していなくてもその軍事物資の輸送でソ連はナチスに勝てただろうし、そのソ連が米国製の新兵器を携えて毛沢東の八路軍とともに満州の日本軍を駆逐できただろうという世に倦む日日氏の発想には驚きました。そういう仮想戦記を書いたら面白いかもしれませんがね。
 
 これには疑問符です。あのままアメリカがモンロー主義を貫き参戦していなければ、まずソ連の前に大英帝国が壊滅していたでしょう。Uボートです。そうしたらソ連への補給ルートは田舎海軍と揶揄されたドイツ海軍でも十分妨害できたと思います。日本もアメリカと戦争せずにすめば南方資源は取り放題で完全に英国など西洋帝国主義の勢力を駆逐してしまっていたでしょう。太平洋戦線ではアメリカの潜水艦による通商破壊作戦の戦果には凄まじいものがありました。その妨害が一切ないわけですから楽勝です。
 
 結局アメリカは大英帝国、ソ連という有力な仲間を全て失ってから事態の深刻さに驚き、ついには参戦することになったでしょう。でもときはすでに遅し、百戦錬磨のドイツ軍や日本軍相手に相当苦戦したと思います。世界はもっとひどい破壊と混沌に苛まれ歴史は停滞したにちがいありません。
 
 で、中国はどうなっていたでしょう? 毛沢東は蒋介石を対日戦争に追い込み日本と共倒れになることを目論んでいたようです。蒋介石も日本軍よりも共産党をやっつけることに熱心でした。アメリカ軍はB29を中国大陸から飛ばしましたが、爆撃目標到達までに日本軍の占領地域の真上を飛ぶために容易に警戒されかなり損害を受けていました。当然東京空襲など不可能でした。つまりもともと中国には対日戦争勝利の決め手がなかったのです。
 
 アメリカの参戦なくして第二次世界大戦の進展はありませんでした。なんとかアメリカを辱めたいという世に倦む日日氏の思いは空回りしています。反対にしばき隊批判など左翼らしい共食いの論調に多少ため息が出ます。
 
Destiny OP Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
貴婦人 貴婦人の乗馬他 オーケストレーション
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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!
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もう一つのアリとキリギリス
by 倖和(サチナゴム)
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最終更新日  2016年12月29日 15時03分35秒
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