倖和（サチナゴム）の妄想小説・・・

　画面は白黒の黒澤モードで音声を切りました。人の喋りは字幕のみです。風とか馬の蹄、刀の弾ける音などSEはそのままにしました。音声をカットすると敵の雄叫びや悲鳴、うめき声はなしになります。これに黒澤映画の音楽をyoutubeなんかで検索してパソコンから流してみました。雰囲気出ます。斬り合いもSEだけですからむしろ不気味な迫力が出ました。デフォルトだと戦闘の時、移動の時、BGMが同じです。何かが起きそうだと曲が変わります。でも毎回同じパターンなのです。ところが黒澤音楽をプレイリストでかけていたら移動のたび戦闘のたびに音楽が違います。これは新鮮な感覚でした。BGMが違うと同じような場面でも印象が変わるのです。尺八などわびさびの閑かな雰囲気の中、命をかけた斬り合いもいい具合です。北野武映画を彷彿とさせます。彼の映画では殺し合い斬り合いになるとBGMはピタリと無くなります。

　戦いはずいぶん慣れました。不得意な一騎討ちはせずにそのまま単騎で相手の集団に突っ込みます。△キーを連打していると馬上から適当に跳び上がって敵に斬りつけます。そのまま乱戦です。黒澤音楽をバックに淡々とした斬り合いを繰り広げます。型を切り替え、くないや煙玉を切り替え、受け流しを行い、そして全力で駆け回り敵を斬り伏せていきます。必死のボタン連打をやらないように心がけると手も痛くならないし受けも攻めも決まりやすくなりました。何より敵の動きを見切ることができるのが楽しい。剣豪になった気分です。

　だいぶ昔に自分の好きなBGMでゲームができるというのがパソコンであったような気がします。まだ音源がシンプルで大した効果音が出せなかった時代です。カセットテープでいい音で音楽が聴けるというやつでした。黒澤映画の乱という作品のテーマは武満徹の作曲ですが妙にあっていたので彼の作品ノヴェンバーステップスという現代音楽をネットで拾ってかけてみました。尺八と琵琶がメインですがすごい雰囲気が出ます。

　今は著作権が色々複雑に絡み合っているので難しいですが、将来は簡単にコラボして色々楽しめるようになって欲しいです。対馬の舞台でゴーストリコンのユニットが活躍するとか、信長の野望に和歌を読んだり温泉にはいったり竹を切ったりしてポイントを稼ぐシステムを任意で取り入れたり、私が小さいときにおもちゃをごちゃごちゃに混ぜて砂場などで遊んだ感覚でデジタルコンテンツがセルフコラボできたらいいですね。一つのゲームだけで留めておくのは勿体無いです。

　まあ夢です。

Destiny 体験版を遊びつくしてみた。
貴婦人の乗馬他　オーケストレーション


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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります！
もう一つのアリとキリギリス
by 倖和（サチナゴム）