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テーマ:今日の出来事(292567)
カテゴリ:政治
夢洲の軟弱地盤、インフラ未整備、建設の準備不足が露呈し関係者の心無い発言も相次いでじわじわと中止の声が強くなってきている大阪万博。一方で能登半島での地震被害がどんどん明るみになるにつれその深刻さが座視できない事態となっています。何とかなりそうだというような楽観的な予想はことごとく覆されています。先行きの見通しはまったく立っていません。
さてもし最高責任者の岸田首相がこの段階で万博中止を決断したらどうなるでしょうか? もちろん能登震災復興優先が建前となります。支持率が上がるでしょうか。株価はどうなるでしょうか。予想はできません。しかし問題はその決断の後です。 万博で活用するはずだった建築資材や機材、人手を本当に効率よく能登半島の復興事業にまわせるでしょうか。そこが今の政権では全く信用できないのです。結局どちらも中途半端で共倒れになりそうです。 前にも言いましたが撤退戦はとても難しいのです。防御だから楽なのではなく退いているときほど積極的な攻撃的精神が必要なのです。つまりは反撃の機会を狙うということです。これができるのなら万博を撤退した後に能登半島を速やかに復興どころか以前よりもより進化した生活空間に築き上げ、そのあとで万博に匹敵するほどの国際的イベントを大阪で開催することを目指す、そのような攻めの積極的な施策が可能になります。クリエイティビティあふれる話です。 しかし裏金作りに奔走する防御思想に凝り固まった今の政治家連中では逆立ちしても無理な相談です。同時にそれは国民のあり様を如実に表しています。国民自体がクリエイティビティを失いつつあるのです。 今盛んに万博に反対している人たちもまさか本気で止められるとは思っていないでしょう。このまま突き進んで維新などが散々失敗する無様な姿を見てみたいと思っているはずです。あの連中の泣きっ面を見ることができるなんてなんとワクワクする話だろうというわけです。で、もし万一止められたとしても反対派の勝利にはなりません。権力を握っていないからです。能登半島がさらにほったらかしにされる現状を目の当たりにするはずです。万博もダメ、復興もダメというダブルでダメダメだという事態に陥るでしょう。 今は万博を推進するために能登半島の復興にもついでに気を配っているというスタンスは一応あります。が、万博が中止となれば彼らの気が抜けてしまうと思います。だから万博はモチベーションを維持するためだけに必要なことなのです。そういう政治家たち、権力者たちに依存してしまっているのがわが日本の国民です。なぜならそれが楽だったからです。 実は被災者には気の毒ですが震災はチャンスでもあります。幸い首都圏での災害と比べれば被害は限定的です。それなりの金額を投じて本気出せばもっといい町に作り直せます。道路の応急工事、避難所のあり方、支援金の出し方、インフラの最新設備への転換など、クリエイティビティを発揮すればすばらしい結果を残せます。国家への信頼感は爆上がりです。国民の安心感もすごいものになるでしょう。何か起きても必ず国がすごい知恵を出して助けてくれると信じられるからです。そういうチャンスが巡ってきています。犠牲者の御霊に報いるためにも全日本で頑張るべき時なのです。 責任者たちがそういうスタンスなら万博中止も無駄にはなりません。二歩退いても素晴らしい一歩を踏み出せるでしょう。もっといいイベントを開催できるようになります。 Destiny 体験版を遊びつくしてみた。 貴婦人の乗馬他 オーケストレーション にほんブログ村 にほんブログ村 ↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります! もう一つのアリとキリギリス by 倖和(サチナゴム) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月22日 10時24分43秒
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