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カテゴリ:本のはなしの巻
今日は読書日記。
1)【ちょいな人々】/荻原浩 いや~、荻原ワールド爆裂ですよ。 いるいる、こういう人。あ~、わかる、こういう人って会社にいそうだ~! と、いちいち思ってしまいました。 カジュアルフライデーに翻弄されて、女子社員に「ちょいカワですぅぅ」なんて言われて まんざらでもない課長とか。 隣のじーさんと、庭のバトルを繰り広げる主婦とか。 いじめ電話相談の相談員が、いじめっこに復讐する話とか。 こういう、ちょっとバカバカしくて、切ない話を書くと、 荻原さんっぽいなぁと思ってしまう。 「オロロ畑でつかまえて」や「誘拐ラプソディ」「なかよし小鳩組」あたりは この系統かなぁ、なんて思ったりするんだけど。 ちょっとしたところに「プププ」と笑える要素がちりばめられているんですね。 面白かったです。ふふふ、とっても。 ちょいな人々 2)【卒業】/重松清 泣きました、いろんなことを思って。 卒業という人生の死をテーマにした4編の短編小説。 親っていつまでも不死身だと思ってるけど、けしてそうじゃないよね。 この時期にこのテーマはきつかった~。 けど、さすがの重松清。読み出したら本を置けませんでした。 3)【いつも君の味方】/さだまさし ロケンローラーな私ですが、実は音楽のルーツはここにあります。 言葉のルーツ、というのかな。 人への温かさ、優しさ、そういう人間的な私のベースに さだまさしさんがあったりします。 ライヴでも、歌ってるよりしゃべってるといわれるような人だから ステキなエピソードは数知れず。爆笑ネタも切ない話もいっぱいです。 このエッセイも、さださんが出逢った多くの人たちの温かさがじんわりと 伝わる一冊だと思います。 人と関わることの大事さ、人を想う大切さ、そういうものが いろんなエピソードの中にたくさんつまってました。 亡くなった友人の話がいくつかあり、またこれがいい話なんだな。 みんな、元気かな。なんて、古い友人たちを思い出す一冊でした。 というわけで、最近は三冊読みました。 そして今は、再び池袋ウェストゲートパークのシリーズ読んでまーす。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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