巡る季節にたね蒔いて🌿 流れる時間の中のひとり言
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お祭りのクライマックス 夕方になりました。巡幸を終えたお神輿が次々と浜へ帰ってくる時間です。 家にいるとまず遠くからかすかに小太鼓の音が「テケツン、テケツン」と聞こえてきました。 風に乗って、子どもたちの歓声がお囃子と共に流れてきます。 「ピッピ」「ピッピ」と拍子をとる呼子の音が聞こえてくると 囃子方の乗った山車を引いている子どもたちの「ワッショイ」という掛け声も聞こえます。 山車を引く子たちは「オリャ」や「ソリャ」ではなく昔ながらの「ワッショイ」です。 子どもたちはしっかり綱を握りしめて山車を引いて漁港に入って行きました。 男神輿も帰ってきました。町内を回った後ですが元気いっぱいです。 途中で交代しながら担ぐのですがそれでも大変。 これから浜にしつらえられた締めの下で休憩の後、海へ入ります。 浜には2か所しめ縄がが張られています。 相模湾の向こうに富士山がうっすりと見えました。 しばらくここで休憩し、力を付け、奥の漁港まで行ってからがクライマックッス。 子供神輿、中神輿(女神輿)、男神輿がみな海へ入るのです。 子供神輿は腰より上まで入ってはいけないといわれているようです。 中神輿や男神輿はそんなこと気にしていません。 特に男神輿は横棒が浸かるくらいまでぐんぐん入って行きました。 海から上ると神事の行われるしめ縄の下に入り回ります。 数回、反時計回りにまわっては神輿を大きく振っていきます。 そのスピードの速さときたら!砂に足元を取らて転びそうになる人も! それでも担ぎ手が助け合ってお神輿はぐんぐん回りました。 何回も繰り返すので8時間近くも町内を担ぎまわって来たのに...と驚嘆しました。 囃子方の載った屋台は浜のそばの道路のつけられ、お囃子を続けます。 囃子方には町内に住んでいればだれでも参加できます。 でも神社で行われる練習に参加しないといけません。 お祭りが近くなると毎週末神社の神殿で稽古があります。 楽譜は文字と天や棒で書かれた昔からのもの。 熟達した大人や先輩たちが小学生や中学生を教えていきます。 小さい時から囃し方に参加して、結婚して子供ができても続けている人もたくさんいるのです。 夜になると子どもたちは山車から降りて、大人の力強いお囃子となりました。 浜での神事があり、氏神様に無事の巡幸を感謝します。 それが済むとお神輿と囃し方は神社へ帰っていきます。 お神輿が神社へ向かう前、境内に続く参道には提灯がともりシンとして静かです。 これから神社の境内では納めの神事が執り行われ、食事や飲み物がふるまわれます。 氏子会、子供会、町内会のみんながより一層親しくなれる機会で、みんな楽しみにしています。 祭りの後の高揚した気分は、自然と笑顔をみんなのほほに浮かばせてくれます。 ふだんあまり会うことのない方々など、たくさんの人と話ができました。 夜半近くまで笑い声があふれ、慰労と語らいの宴は続きました。 この地域の人々の地元愛は強く、お祭りの時ばかりでなく助け合っています。 問題が起こることももちろんあります。 でも自然を愛してここに住む人達は何とか乗り越えてきました。 今年もお祭りが無事に済み、晴れ晴れとした気持ちで夏を迎えられます。 これからの残り半年、そして来年のお祭りまでみなが笑顔ですごせますように。 ありがとうございました。 ランキングに参加しています。応援してくださいね。
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Schiaparelli de Cocoの気まぐれなブログへようこそ。 今日という一日は否応なく流れ去っていきます。そんな時間の中で留めておきたいこと…想うこと…まわりの動植物…過去や未来への瞑想…思いのままにつづります。