巡る季節にたね蒔いて🌿 流れる時間の中のひとり言
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古びた本があります 18歳のときにもらった本です。 表紙はすりきれページは黄ばんでいます。 それは何も書かれていない本でした。 「生きていくってまだ何も書かれていない本に 自分の言葉で1ページずつ書きこんでいくようなもの」 そう言ってプレゼントしてくれた人がいました。 もうずいぶん昔のことです。 最近は書きこむことがなくなってしまったように思い 娘が嫁いでいくときに渡そうと カードを添えて用意していました。 「すべての山に登り すべての流れを渡って すべての虹を追ってゆきなさい あなたの夢を見つける その時まで」 と書きこんであります。 サウンドオブミュージックの中で修道院長がマリアにうたう歌です。 でも渡さずじまい。 最初の2、30ページは切り取られています。 18歳から20代前半に書いたページです。 それまではいじめられっ子でうじうじしていた自分でした。 そんな自分と決別するために破り捨てたように記憶しています。 左側のページには絵を書きこもうと空白のままです。 書きつけられた文を読むとまだその時の情景が浮かびます。 途中で一枚だけ破り取られているところもあります。 どんなことを書いたのでしょうか。 こればかりは思い出せません。 下書きも残っています。 人一倍仕事をしていたと思いあがっていた頃。 小生意気な意地と世間知らずの自尊心、 幼稚な感傷、若さゆえの片思い.... 仕事の合間に書きつけ夜一人になっると書きこんだものです。 一人の夜の徒然に思いつくままにペンを走らせたこともあります。 遥か昔に綿々と文字にしていった時間は 消えることなく紙の上で息づいています。 もう光に包まれて消えていきそうなその時は 頬杖をついてこれを書いていた自分を紙の上に焼き付けていったのでしょうか。 まだまだ何も書かれていないページは残っています。 子育てと家庭生活に専念していた時代も空白のままです。 久しぶりにペンを取って新しいページを書きこんでみようかと思い始めています。 ランキングに参加しています。応援してくださいね。
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Schiaparelli de Cocoの気まぐれなブログへようこそ。 今日という一日は否応なく流れ去っていきます。そんな時間の中で留めておきたいこと…想うこと…まわりの動植物…過去や未来への瞑想…思いのままにつづります。