巡る季節にたね蒔いて🌿 流れる時間の中のひとり言
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フランス最大の港街 マルセイユ エクス・アン・プロバンスから車で約30分、 中世より貿易で栄えた地中海の港町、フランス第2の都市、 プロバンス・アルプ・コートダジュール地域圏の首府であり プーシュ・デュ・ローヌ県の県都、マルセイユに行ってきました。 人口約85万人、神戸と姉妹都市のマルセイユは思ったより静かな町でした。 小高い丘の上にはノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院が荘厳にそびえています。 寺院の頂上には金色の輝く聖母マリアとその腕に抱かれたキリストの像がありました。 聖母はボンヌ・メール(優しき聖母)と呼ばれ昔から漁師や船乗りの信仰を集めてきたそうです。 内部にも聖母とキリストの像が安置されています。 装飾は豪華絢爛で金色に輝やいています。 赤と白で彩色され中央が金で塗られたドーム天井からは 実物を模った船の模型の奉納物がつるされていてとてもユニークです。 そのほかにも海での安全を願い、豊漁と貿易の成功に感謝して奉納物がたくさんあります。 回廊には船の絵も多数あり熱心な信者の方々が灯明を供えていました。 寺院はは小高い丘にあるので庭から地中海とマルセイユ市街が見渡せます。 3世紀頃にはキリスト教が布教されるようになり、その後貿易も振興しました。 10世紀にはプロヴァンス伯爵の所領になり 1481年にはフランスに併合されたのですが、今でも移民の多い街です。 リオン湾にあるマルセイユ港に降りていきました。 ヨットもたくさん停泊していて優雅な雰囲気です。 観光船やグラスボトムボートのような船があり、魚釣りをしている人もいます。 観光客も少なく、なんだかさみしい感じがするくらいでした。 少し行くと市庁舎があります。 背後の丘を上って市民の住んでいる一画に行ってみました。 古いアパルトマンの大多数には移民の人たちが住んでいるとのことでした。 案内をしてくれた友人はこの辺りはスリや窃盗も多いから気を付けて、と言います。 子どもたちの笑顔は無邪気だし大人の通行人も挨拶してくれます。 公園はちょっとごみっぽかったけど日本の児童公園のようでした。
南東部に行くとカランクと呼ばれる所があります。 地中海を眺める景色がよく、海水浴客も多く訪れます。 9月の初旬で気温は25度くらい、かなり暑く感じましたが水温は低いようです。 思い思いにタオルを広げ、日光浴を楽しむ人がかなりいました。 水はかなりきれいなのですが、冷たいのか泳いでいる人は数えるほどです。 3キロほど沖にはシャトー・ディフ(イフの城)のあるイフ島という島があります。 左の画像中央にあるのがその流刑島で、デュマの「モンテクリスト伯」にも出てきます。 海は穏やかでヨットや漁船が浮かび、キラキラとした海がきれいでした。 マルセイユといえばもちろんブイヤベース。 だけど残念ながらこの時はブイヤベースも有名な食前酒のパスティスもなしでした。 また来て味わってください、ってことなのでしょうね(^◇^)
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Schiaparelli de Cocoの気まぐれなブログへようこそ。 今日という一日は否応なく流れ去っていきます。そんな時間の中で留めておきたいこと…想うこと…まわりの動植物…過去や未来への瞑想…思いのままにつづります。