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1173キロ離れた小笠原へ
今日の朝、小笠原ヨットレースの参加艇のクルーである夫は、 油壺から小笠原への回航に出発しました。 5月1日に父島の二見港から小笠原ヨットレースがスタートするのです。 その前に小笠原では現地の方が参加艇に乗船するイベントがあるので、 21日までには船が着いていなくてはいけません。 回航クルーは4名。 どこにも寄らずに小笠原を目指します。 520マイル、最短で5日、時化れば一週間ほどの船旅になります。 ヨットはひっくり返っても元に戻るのですが、 天候が荒れたら心配です。 日夜を問わずワッチを組んで交代で航行しなければいけません。 多分4時間交代なのでしょう。 明かりのない真っ暗な海の上を滑るように行けるのならまだしも、 荒れれば6メートル以上の波に会うこともあるといいます。 もう10時間ほど経ちました。 今はどこまでいっているのでしょうか。 携帯電話は通じません。 船に無線は積んでいますし、GPSで居場所もわかるのですが、 緊急事態のほかは連絡はしませんしGPSも見ません。 だけどどこまでいったのかなぁ。 きっともう陸の見えないところまで行っていることでしょう。 360度海と空ばかりで、しかも夜はどんなだろうと想像すると、 怖いというよりよく平気だな、と不思議な気持ちになります。 計器を見つめて潮の流れや風をよんで、淡々と走っていくのでしょうが、 大海原で夜の空を見上げたら星々はどんな言葉をかけてくるのでしょう。 それにたった4人で昼夜代わる代わるに操船して… 早く無事に着いて欲しいです。 このところ天候も不安定だったので余計に心配… 父島 二見港 Wikipedia より 着くのは父島の二見港。 そのあとイベントのため母島にもいき、沖港に入ります。 母島沖港 Wikipediaより 今回は小笠原諸島返還50周年を記念しての小笠原ヨットレース。 前回は2005年に開催されました。 スタートしたら今度はエンジンを使わない外洋帆走。 小網代湾沖ののゴールを目指します。 レース中はエンジンを使える行きとは違い、 自然と調和して潮の流れを見て、風の力で帰ってこなくてはいけない。 ゴールには一週間ほどかかるらしい。 フィニッシュしたらすごく気持ちいいんだろうな。 それもファーストフィニッシュだったりしたら空に向かって叫んでしまうのでしょう。 小笠原ヨットレースのFacebookより 陸から遥か離れて外洋をゴール目指していくその過程ではどんなドラマがあるんだろう。 想像をするとワクワクするというより、 極限まで体力を使ってセールの上げ下ろしをして海と戦う様子が浮かんできます。 そんなことを思うと、参加艇の皆さんの健闘を祈るより前に、 全員が無事に帰ってくるように祈ってしまう私でした。 読んでいただいてありがとうございます。 レースの中継はできませんが、私も29日には竹芝桟橋を出港して おがさわら丸で次の日小笠原入りします。 伊豆七島では大島、新島、八丈島へは行ったことがあります。 でも約1000キロ離れたら小笠原諸島に行くのは初めて。 今から期待でワクワクしています。 伊豆七島は小笠原を含めて東京都なんですね。 [島じかん&TOKYO]東京でのんびり島じかん で行き方やできる遊びの数々紹介していました。 ダイビングやホエールウオッチングは絶対してみたいです。 自然に分け入ってトレッキングもしてみたいと思っています。 ゴールデンウイーク明けには小笠原から帰ります。 行く前には他の事も書くと思いますが、 その後小笠原の様子も書きますので、また読んでくださいね。 ランキングに参加しています。応援してくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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