カテゴリ:家庭菜園
庭のあちこちにかわいい実が
明日は夏至。 もう一年で一番陽の長い頃になったのですね。 梅雨も本格化しそうな、それでも晴れた午後、 昨日の雨でしっとりとしている小さな庭を見て回りました。 あら!柚子の実が少し大きくなってきている… 小さくってなんだかカワイイ。 トゲのある枝が自由奔放に伸びて痛かったので一昨年枝を思い切って落としたのです。 そうしたら去年は全く花も咲かず、冬至の柚子湯も頂き物ですることになったのですが。 時を待っていたのですね。 ズキズキに枝を切られ、痛い思いをしただろうに、 切り口を癒し、新しい枝を伸ばしまた花をつけた… 去年はずっと辛抱していたのかしら。 キウイも実を膨らませています。 このキウイの木とは長いお付き合い。 以前住んでいた家で庭に植えたのはもう35年以上前だったでしょうか。 それから程なく今のところに引越しをした時、一緒に連れてきたのです。 雄株が1つ、雌株が2つあったのですが、1つの雌株は根付きませんでした。 移植したのにしばらくは大いに実をつけ11月には家族で収穫したものです。 4、5年も経つとツルがうるさいほどわさわさ伸びて一度すっかり切ってしまいました。 次の年からはツルは伸びてくれるのですが、実が採れなくなり諦めていました。 6月に花が少し咲くものの、実にはならず、散っていくだけなのです。 夏至を過ぎてもツルはぐんぐん伸びるので、夏に間の日陰になる位残して毎年切っていました。 なのに去年、また花がたくさん咲き出し実をつけたのです。 なんでなのでしょう? このキウイの木も時を待っていたのでしょうか。 どんなに実のならない時が続いても命があればいつかは時が来ると、 私たちに教えてくれているのでしょうか。 プランターでもかわいいナスがふっくりしてきています。 今年は白いナスを一本、まあるいナスを一本植えました。 白いナスはビロードのように、まあるいナスはつやつやと美しい。 いつもは普通のナスを植えていたのですが、 色や形の違うナスで今年は見た目も一味違う料理を考えてみましょう。 小さな鉢にはパクチーの芽が出ています。 パクチーばかりは買ったものでは満足できません。 カメムシのよう、と嫌う方もいるのですがあの香りが足らないのです。 こうして作ったパクチーは夏の終わりには1メートルほどの高さになり、 水をかけてあげるとサァーっと香りが立つまでになります。 まだまだ時間がかかりますが、その時が来たら思いっきりタイ料理を作り、 花もスープに浮かせて楽しみましょう。 シシトウも次々とできるようになりました。 夏の暑い日が暮れる頃、炭をおこして庭で焼き鳥パーティをする時には このシシトウも仲間入りするのです。 ゆっくりと暮れていく夏の黄昏を楽しみながら、 灯火がいるくらいになるまで蚊取り線香の煙をくゆらし、 そこはかとないことを語り合ったりしたいものです。 入院している家族も予定していた治療が終わり近々退院できそうです。 歩くことはうまくできなくても一緒の時を過ごすことはできます。 自分の病にとらわれることなく心が元気になるように寄り添っていたいと思います。 「シシトウを焼きすぎてるよw」「アガぁ〜、蚊に刺されちゃった」 なんてなんでもないことを話して過ごすせる時間がとても貴重です。 大好きなステビアもよく育っています。 水にステビアとハーブを入れてキンキンに冷やして飲みましょう。 喉を冷たい水がゆっくりと滑らかに通っていくのを感じながら、 目を閉じて流れていく時間を静かに旅していきましょう。 庭の紫陽花も今は盛り。 藍色、薄青、白、ピンク、そして八重の遅咲きも あなたが帰ってくる頃には満開になっていることでしょう。 とりとめもない話にお付き合いくださってありがとうございました。 ランキングに参加しています。応援してくださいね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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