轟轟戦隊ボウケンジャーの第47話を見ました。
Task47 絶望の函
肉体に限界を迎えた
リュウオーンはまともなジャリュウも邪悪竜も生み出せなくなったため、プレシャスを手に入れ力を得ようとしていた。
「やっぱ真墨の野郎、連絡もなしか。もう帰ってこねえのかもしれねえな」
「どうしてそう思うの!?」
「あいつは自分が許せねえんだ。闇に溺れそうになった自分が」
「でも真墨は光の力で勝ったもん!!やっぱり捜しにいく!!」
「菜月ちゃん、僕も行くよ」
「真墨は帰ってくる、或いは帰ってこない、決めるのはあいつだ。捜す必要はない」
「そんな…!?チーフはこのまま真墨が帰ってこなくてもいいの!?さくらさんも何か言ってよ!!」
「チーフの決定です」
「捜しても無駄だ」
仲間の元を去った
真墨を心配する暇もなく、この世のあらゆる災厄がつまっている“パンドラの函”を開ける“パンドラの鍵”がある遺跡に、
リュウオーンが出現したので新しいミッションが与えられる。
リュウオーンが鍵を手にしようとしたところで、突然現れたガジャに奪われてしまう。
ガジャは今までとは違い、強くなっていた。
遺跡に駆けつけたボウケンジャーは鍵を回収しようとするが、なぜかガジャが驚異的にパワーアップしていた。
「ガジャまでもがあのような決意を…我は甘かった…っ…」
ボウケンジャーを圧倒したガジャは持ち主を導く鍵の力により“パンドラの函”の元へと消えてしまう。
「ハハハハハ!!ガジャは全てのプレシャスを破壊する」
「破壊!?奪うのではなく壊す!?」
「ガジャはお前の肉体が限界だと言っていた。ホントなのか?」
「200年の長きに渡り、竜と化して生きたこのリュウオーンも結局は滅びるか…。よく見ろ、ボウケンレッド。力を求め滅びる、これが冒険者の末路だ」
肉体の限界を迎え、プレシャス“リュウオーンの兜”を残し、溶けてしまう。
“リュウオーンの兜”の回収は牧野に任せ、“パンドラの函”の元へ向かうボウケンジャー。
しかし、これまで何度も
リュウオーンと刃を交えてきた
暁は不死身の
リュウオーンがあっさり死んでしまったことが腑に落ちないため、牧野の元へと向かう。
すると、やはりそこには
リュウオーンの姿があった。
兜に付着した細胞から再生したのだ。
リュウオーンはプレシャス・バンクに保存されている“レムリアの卵”に身を投じ、完全に人ではなくなれるので自らが幻獣になろうとしていたのだ。
プレシャス・バンクに保存されている様々なプレシャスを手に襲ってくる。
「何故だ!?何故それ程人間を捨てたがる!?」
「人間など弱く、ずるく、他人を踏み躙るしか知らない生き物だ。我はそんなものを超える」
その頃、三つのゴードムエンジンを自らの体に埋めこみパワーアップしたガジャはボウケンジャーの攻撃をものともせず、ついに函を開ける。
そしてガジャは函の中身を飲み干し、絶望と言う名の怪物“デスペラード”を生み出す。
ガジャの言う「プレシャスの破壊」とは、「プレシャスを体内に取り込み体内で破壊して、自分のパワーとして操る」ことだったのだ。
ガジャとデスペラードはゴードムの心臓と脳髄を狙い、プレシャス・バンクへ向かう。
「リュウオーン、お前は俺の闇かもしれない。冒険者が陥る闇。俺もいつかはお前のように冒険者の魂を失い、力を求めるようになのかと…だが今、俺の仲間がたった一人自分の闇と戦っている。あいつに負けるわけにはいかない。俺も俺の闇と戦う、そして倒す!!」
「負けぬ!!我が夢、果たすまでは!!」
一方、
暁と戦っていた
リュウオーンは徐々に人間時代の姿へと変化していく。
「嫌だ、戻りたくない。嫌だ、私は…私は竜だ、竜の王だ!!」
人間に戻りたくない
リュウオーンはプレシャスを求め、爆破命令の出たプレシャス・バンクへと向かう。
それを追って
暁も突入する。
「この肉体を捨てて、更なるものへと進化する。完全に人を捨てる、それが我が夢なのだ」
「俺にも夢がある。プレシャスを守るという夢だ。人は様々な夢を持った。空を飛びたい、時を越えたい、無限のエネルギーが欲しい。そのためにプレシャスを生んだ。プレシャスとは人の夢、俺はそれを守るんだ!!」
「人の夢を守る…愚かだ!!」
「愚かだ。だからリュウオーン、夢を見るのは人間だけだ。夢を見続ける限りお前は人間なんだ!!」
「夢を見るのは…人間だけ――」
「そして、夢に挑むものは皆、冒険者だ。行こう、時間がない」
暁の言葉に
リュウオーンの心が動く。
その時、プレシャス・バンクが爆発してしまう。
30戦隊大全集 スペシャルファイルはマルチ合体。
次回、「恐怖なる大神官」
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