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テーマ:アニメあれこれ(27189)
カテゴリ:非公認戦隊アキバレンジャー
少年陰陽師の第19話を見ました。
第19話 北辰に翳りさす時 「王になればよいのかな?地を統べる王に、天すらも頂く王に。この手に必ずや王の座を!!」 弟が可愛がられ、一人寂しくいる女の子は人形を投げ捨てるも拾おうとする。 すると、冷えるので中に入りましょうと人形を拾い、風音が女の子を部屋の中へ連れて行く。 父(帝)までも弟を可愛がっていた。 「やっぱり子どもが生まれると嬉しいものなのかな?」 「嬉しいんじゃないか?少なくとも吉昌は子どもができるたびに喜んでたぞ」 「俺の時も?」 「そりゃお前、十何年かぶりの子どもだったからな」 彰子が火桶にくべる炭を持ってくる。 「生まれてから3ヶ月、ようやくお世継ぎとなる御子を抱けて、帝は凄くお喜びだって話だ」 「彰子も帝の子を生むことになってたかもしれないんだよな。色々あって、母親の違うもう一人の姫が代わりに入内したけどさ」 「章子姫…いよいよ帝の后になるんだ」 「一度はお会いしたかったけれど、帝の后となればそうもいかないわね」 「顔見るだけなら何とかなるぞ。玄武に頼めば、水鏡で見せてくれる。あいつはそういうのが得意だ」 昌浩は玄武を呼ぶとしますが、またいつかでいいと彰子は言うのだった。 「ありがとう、もっくん」 「呼んだか?」 「遅い!!」 陰陽寮では風邪が流行っているのか、人が少なかった。 「そう…ゴホンゴホンゴホン…皆、風邪で出仕控えているのだよ、昌浩殿」 「朝っぱらから嫌な声だ」 「敏次殿も風邪なのでは?」 「寄るな!!うつるだろうが!!」 「そうかもしれん…」 「お屋敷に戻って休まれた方が…」 「そういかん。今日は天文博士の講義があるのだ。これだけは聞き逃すわけにはいかんのだよ」 「そ、そうなんですか」 「倒れるならその後だ」 敏次より失せものの相が出ていると言われる。 「近いうちに大切なものを失くすという相だ。気をつけたほうがいい」 昌浩にとって失くして困るものは彰子から貰った匂い袋くらいだった。 「気にするな、あんな奴の言うこと。晴明が言うならともかく」 晴明は青龍に何者かがわしの線を悉く乱していると言う。 そして、このようなことが出来る者は晴明は一人しか知らない。 「智鋪の宮司か」 「もう50年以上も前になるか」 「晴明よ、忘れるな。騰蛇の両手が再び赤く染まることがあれば俺は今度こそ騰蛇を!!」 もっくんまでも風邪を引いたようです。 「敏次にうつされたかな?」 「あの時、智鋪の宮司は死んだはずだ。そして笠斎もまた死んだ」←リュウサイのリュウの字は使えないので似た字を使ってます。 「だが、わしはこの目では見てはおらん。それにお前の言う場所に笠斎の亡骸もなかった。そして、六合の聞いたのは紛れもなく笠斎の声だったという」 「たとえ死の淵にあろうと間違えようがない。笠斎の亡骸は俺が気を失うその時までそこにあった」 「ならば何者かが持ち去ったのか?何のために?」 風音は笠斎の声のする黒い烏に扉を開くように言われる。 「は!?黄泉の扉を」 「扉を開き、風を吹かせるのだ」 「開けばきっと…大丈夫よ、嵬。上手くやってみせるから。安倍晴明、そして闘将・騰蛇よ、お前達の犯した罪、思い知るがいい!!」 昌浩は妙な夢を見る。 それは、もっくんが昌浩がどんなに呼び止めても、振り向くことなく闇の中へと消えて行くという夢だった。 「行くな、紅蓮!!」 「夢でも見たか?陰陽師の見る夢には意味がある。だが、ただの夢であることもある。どちらなのかはその時になってみなければ分からない」 「もっくん、何で物の怪の格好してるんだっけ?」 「う~ん、小さい方が傍にいやすいからな」 「六合や青龍みたいにしてればいいじゃないか恩行してたらいいじゃないか」 「恩行したら見えないだろうが」 「見えなくたっているの分かるよ」 「でも、見えた方がいいだろ?」 「うん、見えた方がいいね」 寝坊して、急いで陰陽寮に向かおうとする昌浩は晴明にも失せものの相が出ていると言われる。 「くっそ、腹立つな。あいつが晴明と同じことを言うとは」 「それ程強く相が出ているのだ。よくよく気をつけることだな」 陰陽寮で失くして困るもののことを考えている昌浩。 もっくんは敏次が遂にぶっ倒れて休みだと聞いて笑っていた。 「今日一日、あいつの顔を見ずに済むと思うと清々するぜ」 帝の娘は弟ばかり可愛がるので、弟が可愛いのだなと思っていた。 そんな少女の所に風音はやって来る。 「しっかりなさっておいでです。一人でも大丈夫とお考えなのでしょう。お寂しいのですか?他の誰にも申しませんわ。この風音だけには素直にお話下さい。我侭などとは思いませんから。どうなさりたいのです?」 「私のお母様だったのに…」 「御子様の母君でもいらっしゃいますわ」 「私のお母様よ!!私だけのお母様だったの!!」 「いらないのは親王だけ?いなくなってもまたすぐに別の弟君がお生まれになりますよ。姫宮様の父君は帝なのですから、どうしてもお世継ぎが欲しいでしょうし」 気を失った少女の望みを叶えてあげるという風音。 突然の北辰の翳りに焦る昌浩。 「北辰は帝を示す星、帝の御身に何か起こる印だ!!」 「これはあの時と同じだ」 「瘴気だ。都の何処かへ瘴気が吹き出ておる。瘴気が強くなればこの世に住む全てのものの心と体が蝕まれていくぞ。六合、玄武、太陰、すぐに瘴気の元を辿れ」 「分かった」 「行くわよ」 太陰の風に乗って、瘴気の元を辿る六合と玄武。 そこにやって来た昌浩に支度をして参内するように言う晴明。 太陰と六合と玄武の前に瘴気に取り込まれた妖が姿を現す。 そして、瘴気に取り込まれた妖を倒そうとする六合に風音が邪魔をする。 「邪魔はさせないわ」 「黄泉に繋がる瘴穴を穿ったのか!?」 「流石ね、十二神将・六合。でもどこにあるかは分からないでしょ?だって一つではないもの」 《馬鹿な!?瘴穴を一つ穿つのにどれほどの力がいると!?》 「神将は人を傷つけることはできない。さぁ、どうするの?六合」 太陰が風で妖に攻撃して倒す。 その衝撃で倒れた風音の勾玉を拾う六合。 「返して!!」 六合は襲ってきた風音を捕まえ、勾玉を返す。 「敵に情けをかけるの!?」 「敵だと思っているのがお前だけだったらどうする?お前の後ろにいる者がお前をいいように使っているだけではないのか?」 「奴らの言葉に耳を貸すでない」 「あの声…」 「確かにあれは笠斎の…」 「遅い、遅いぞ、十二神将。黄泉の風は都を覆い尽くし、更なる呪詛が神の末裔を死に追いやろう!!」 帝、后、その子どもたちは何者かの呪詛にかけられ、その呪詛は帝の后になるはずだった彰子にまで影響を及ぼしていた。 「直に天はこの手に落ちる。これで王の座は。フフフフ…」 次回、「黄泉に誘う風を追え」 少年陰陽師 窮奇編 豪華版第三巻 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 7, 2007 10:42:44 PM
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