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テーマ:アニメあれこれ(25332)
カテゴリ:DARKER THAN BLACK
DARKER THAN BLACK -黒の契約者-の第4話を見ました。
第4話 新星は東雲の空に煌く…(後編) 田原は枯れてしまった花の鉢を叩き割る。 舞が契約者として目覚めた現場に刑事が現場検証を行っていた。 「また随分と派手なのが現れたもんだ」 「天文部の話だと、確認された新星のスペクトルはモラトリアムの現出を示している。朝飯に食べたベーコンそっくりの焼き加減ですわ」 「モラトリアムか…厄介だな」 「どういうことだ?どうして田原の娘が…。娘について何か特別な情報は?」 黒は舞の手首のことを思い出す。 「今日まで田原の娘が契約者だったという情報は一切なかった。これがどういうことか分かるか?田原の研究はどうやら首尾よくいっていたということだ。2つまとめて手に入れる」 「ふん」 舞は意識なく歩いていたが、電信柱に当たったことで意識を取り戻す。 舞は手首を見ると、怯え始め車道へ飛び出てしまう。 そして、トラックに轢かれそうになるが、契約者としての能力を萌芽させた舞は能力を制御することができず、炎で焼いてしまう。 「違う…あたしじゃない、あたしのせいじゃない!!」 先陣を切って契約者を兵器として投入した企業はいい噂が聞こえてこず、契約者の量産を目的としたインブリル、異種能力者間の交配によるハイブリッドの製作、脳外科手法による一般人の契約締結実験などを行っているが、現出したモラトリアムとの関連は不明だが、10年前1人の日本人が研究員として雇われていた。 詳細が不明で彼らの入国目的とその人物の研究内容、新星の現出が繋がるかもしれないと上司から聞いた未咲はそっちは斎藤と河野に当たらせ、自分はモラトリアムの行方を捜すと言うのだった。 モラトリアムは契約者でもドールでもなく、自覚なく能力を垂れ流す出来損ないの化け物なので隔離しなければならないのだそう。 未咲は星見の所を訪れる。 「そもそも契約者が契約者と呼ばれる所以、持ちえた能力を行使した後に必要とされる対価と呼ばれる精神的自爆行為。その支払いをモラトリアムは猶予されている。一定の期間が過ぎると大概はドールへと状態を移行する。うちの霊媒みたいにね」 「スタンダードの契約者と違ってモラトリアムは自分で自分の能力を制御できない」 「そんなとこ。正直外事が把握している以上のことは私達天文台も掴んでいない。モラトリアムは観測事例が少ないんだ。ただ、今度のはパルスがちょっとばかし不安定かな。何を仕出かすか分からないってこと。また、眉間に皺寄せて。もう若くないんだから、本気で刻み込まれるよ」 住民に避難勧告がなされる。 舞は友達とその父親に一緒に逃げるように誘われるが、近づかないでと叫ぶ。 友達の父に手を掴まれたことで、友達の父に火が付いてしまう。 そして、友達の靴にも火が付いてしまい、友達親子が焼けていってしまう。 そして、未咲達は舞の居場所を感知する。 刺激しないように警官達は公園の外にいるが、手首が何故か斬れていき、次々と切断されていく。 舞に近づく契約者。 田原に電話がかかってくる。 田原は契約者の発動を封じる研究が首尾よくいっており、娘を実験体にしていたことに気づかなかったという内容。 しかも舞が人質に取られているが、幼い子どものようになっていた。 「本当か?娘を実験体にしたというのは。娘に何をした?舞の手首に何を埋めた?」 「1度くらいは耳にしたことがあるんじゃないか。私が第一次ゲート調査隊の唯一の生き残りだということを。その時、私はゲートからとある物質を持ち帰った。その物質を契約者の体内に埋め込むことで能力の発動を封じられる可能性がある。それを発見したのは雇われて2年程経ったある日。そして、丁度同じ頃だ。契約者という存在が世間からどんな目で見られているか、君だって知っているだろう。私はまだ完全には解明が済んでいないそのゲート内の物質を舞に埋め込むことであの子の能力の発動を封じようとした。藁をも掴む思いだった。いや、正確に言えば藁ではない。自分が掴んだのは種だ。今、思えばその種にはゲートの呪いが仕掛けられていたのかもしれない。あるいは踏み入ってしまったことへの報いか。舞に埋めた種もいつかは朽ちる。そうすれば再びあの子の能力は発動する。私は研究を続けた。解明できたのは完全なる封印は不可能だということ。そして、その種を埋め込まれた母体はモラトリアムへと変体し、その呪縛はいつ解かれるか分からない。私はこの手で実の娘を契約者にすらなりきれない化け物に変えてしまったんだよ。あらゆるデータを破棄した。舞の記憶はMEで消去し、私は社を離れた。このことを奴らに知られるわけにはいかなかった。本当の実験体にされたくはなかった」 「そして貴様は全てを投げ出し、逃げてきたというわけか」 「言っただろ!!契約の発動を封じることなど所詮不可能だと。それでも続けろと言うのか!?意味もない実験であの子を…。持ち帰ることのできた種は2つあった。1つは舞の手首、もう1つは舞に埋めた種が朽ち果て消えたとしても新たに実った種をまた植えることができれば、そうすれば舞のモラトリアムとしての本性は永遠に封じることができる。私はこの鉢植えに水をやっている時間だけは心を休めることができた。だが、その時計も今朝止まった。種は実らなかった。私は恐かったんだ。自らの過ちの結果を目にする瞬間が恐ろしかったんだ。こんなことなら契約者でいてくれた方がよっぽどマシだった」 「懺悔するなら相手が違う。あんたはいつまででもこの部屋に閉じ篭っていればいい」 黒は銀から江東区東雲の倉庫街という情報を得、舞を助けに向かうが、田原から研究資料を奪うため、舞を人質に取る契約者。 田原は舞を取り戻し、過去に植え付けてしまった罪の芽を自らの手で摘もうとする。 そして、舞を抱きしめる田原は娘に愛してると言う。 だが、田原はルーコに倒されてしまう。 「貴様らに笑みなど似合わない」 黒はルーコを電撃で倒す。 舞は炎の中で死にかけの父親を抱きしめる。 「舞…舞…お仕事はねようやく終わったんだ。舞、ただいま…」 「おかえり、パパ…」 舞はケネスを殺そうとするが、黒が止める。 「どうして?」 炎に巻かれてしまうケネス。 歌を歌っている舞。 「対価だ」 「契約者に変化したのか。モラトリアムから。確率は0のはずだ」 「全く奇妙なこともあるもんだ。田原のことはまぁいい。代わりに面白いものが手に入ったからな」 「私、沢山殺した気がする…」 「落ち込むことはねえ。契約者は人を殺してナンボだからな。へ、気落ちなんかしてねえか」 「私はどこへ行くの?」 「天国さ。ちょっとばかし長い船旅になるけどな」 『私達が到着した時には既にモラトリアムの姿も、共に瞬いたBK-201の姿も確認できなかった。その後、事件の捜査は公安部の手を離れることになり、現時点でもさしたる情報は上がっていないと言う。しかし、確かなことは1つだけ。あの時生まれた新星はまだ流れていない』 次回、「災厄の紅き夢は東欧に消えて…(前編)」 ![]() ![]() ![]() ![]()
Last updated
April 27, 2007 10:01:48 AM
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