灼眼のシャナIIの第8話を見ました。
劇場版「灼眼のシャナ」-ディレクターズカット-
第8話 過去への扉
ヴィルヘルミナと加えた鍛錬は徐々にその成果を見せ始め、
悠二は次の段階へまた一歩踏み出そうとしていた。
「結構」
「いくらなんでも趣味が悪すぎますよ。よりにもよってあの輪廻だなんて」
「天壌の劫火とその契約者の要請であります」
「承諾実施」
「アラストール」
「うむ、そろそろ次の断界へ進む時期か」
「次の?」
「自在法の構築だ」
「自在法?僕が!?」
「出来る。存在の力の把握と制御だけなら、今の悠二はかなりのレベルになってる」
「そうなんだ?そうだ、零時迷子の解禁のことで何か分かりましたか?」
「その案件は現在調査中であります。アウトローからの情報も届いたところ、鋭意分析中であります」
「心配無用」
「余計なことに気を回すな。今は目の前の課題に専念しておればよい」
「余計ってことはないと思うけど…」
「まずは自在法の構築。明日から封絶の鍛錬始めるわよ」
一方、
悠二の状況を知りつつも何も出来ない自分の腑甲斐なさを感じていた
佐藤。
「マージョリーさん、頼みがあります」
「なぁに?言って御覧なさい」
「俺を、鍛えて下さい」
「…何、それ。くっだらな」
「自分達だけでやってるだけじゃダメなんです!!身体を強くするってのが無理なら何か他にできること」
「おい、どうしたんだよ?一体…」
「何でもいい、力が欲しいんです!!」
「何の為に?」
「それは…あんたに付いてく為だ!!あんたと一緒に街を出て、どこまでも一緒に!!俺はマージョリーさんの力になりたいんです」
だが、その真剣は眼差しに対し、
マージョリーは冷たく言い放つ。
「アンタ、死ぬわよ。あんた達は何も分かっていない」
「何が?」
「いいわ、だったら教えてあげる。私が生きてきた世界を、私がどんな奴かってことを」
マージョリーはこれまでどんな生き様を味わって来たのか、その一部を…世界恐慌から数年経った頃のニューヨークで、あの“千変”シュドナイと繰り広げた戦いとひとりのフレイムヘイズとの出会いとを語り始めるのだった。
“穿徹の洞”アナベルグはトレンチコートとソフト帽を身に纏い、火掻き棒のような手と丸型メーターの顔を持っていた。
人間が作り出す文明や優れた物に心酔しているが、曰く「文明の加速」のため、それらの破壊を目的に活動している。
[革正団]との戦いでフレイムヘイズ達がニューヨークから離れた隙を狙い、“千変”シュドナイを護衛として雇ってエンパイア・ステート・ビルを破壊しようと目論む。
魑勢の牽き手という称号を持つフレイムヘイズのユーリィはマンハッタンで戦闘を終えた
マージョリーと出会う。
彼は気弱さと生真面目さを半々に含んだ、サイズの合わない大きな眼鏡を掛けた少で、契約してまだ1年余りという日の浅さから、性格も普通の少年そのものであった。
元はウクライナ移民で、15歳の時にアメリカへ向かう移民船の航海上で海魔に襲われ、死の淵でウァラクと契約し仇を討った。
その後アメリカに渡り、外界宿『イーストエッジ外信』で働いていた。
マージョリーはユーリィをフレイムヘイズには向かないと突き放す。
そして、
マージョリーはシュドナイ、アナベルグの戦いに赴く。
次回、「悲しみのマイルストーン」
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