銀魂の第91話を見ました。
第91話 やせたいなら動け 食べるな
「銀ちゃん、私の保険証は?何か最近体の調子が悪いアル。体が重くてダルくて動くのも億劫アル」
「風邪か?お前、コタツで寝たりとか、腹出して寝たりとか、だらしねえ生活してっからそういうことになんの」
「いや、銀さんに言われたくないでしょ。あれ?熱もありませんよ、風邪じゃないみたい」
「咳もねえしな。これといって異常はねえよな」
ここ最近の堕落生活が原因で、でっぷりと太ってしまった
神楽は立つことすらままらない。
『本当に怖い異変は突然訪れるものではない。じわじわとそして着実に日常を蝕んでくる。その微かな変化に本人も周りも容易には気づかない。気づいた時にはもう遅い。事態は取り返しのつかないところまで進行しているのだ。私も皆と一緒に跳ね回りたい、もう一度皆と一緒に汗を流したい。そう、私が流すべきは汗だった。しかし、この体ではそれすら叶わない。流れ落ちるは涙ばかり。若さにかまけ、暴飲暴食を繰り返した日々を振り返っては涙ばかり流れた。太古の昔より乙女は色とびの間、煉獄で戦い続けてきた。女である以上戦いは避けられない。痩せたい、しかも楽して』
ダイエットのアドバイスを受けに
お妙のもとを訪ねるが、彼女もまた高級アイスの食べすぎで激太りしており、すっかりデブになってしまった二人を嘲笑う
さっちゃんもまた太っていた。
奮起した三人は巷で有名な断食道場に入門すると、そこには
お登勢と
キャサリン、
九兵衛の姿までもあった。
筋肉をつけようと肉体改造をしようとし、失敗したという
九兵衛。
「若ァ、嘘はいけませんよ。若ァァ!!若は筋肉じゃなくて…オッパイを大きくしようとして失敗…」
九兵衛に蹴りを入れられる
東城。
断食修行として、一週間雑用をすることになり、食事はポテトチップス、コンソメ味を一枚が支給される。
「冗談じゃない、うす塩味にして下さい!!」
一週間以内に自分のポテトチップスを食べてしまった者は脱落となり、他人のポテチを奪い合う、サバイバル戦が行われることになる。
『断食道場生活も今日で五日目に入った。修行に入る前にダイエット志願者のうち半数が姿を消した。厳しい試練に繊維を失ったのだ。そしてこの五日間でもう半分が消えた。飢えに負け、ポテチに手を伸ばして。既に残りはたった六人になっていた。この五日間、私達は何も口にしていない。ポテチの誘惑をねじ伏せ、強大な空腹感と戦い続けてきた六人。とてつもない精神力の持ち主である彼女達にも限界が近づいていた』
残ったのは
神楽、
お妙、
九兵衛、
さっちゃん、
お登勢、
キャサリンの六人だけだった。
五日間、何も食べていないが、生き残るためには、誰がのポテチを食べなくてはならない。
それも仲悪かった連中程、困難な状況を同じくすると人は強い絆が生まれるというジャイアン映画版の原理が六人の間にはあった。
この状況で手を出せば、裏切り者となるため、
神楽は正当防衛として、自分の置いたポテチに飛びついて来た相手を倒すという作戦に出ようとするが、
神楽の視線の先にポテチ狩りによって、倒された
キャサリンの姿があった。
キャサリンが
神楽の注意をひきつけた隙に
お登勢が
神楽のポテチを奪う。
しかし、
お妙が
お登勢の、
九兵衛が
キャサリンのポテチを狙うという連携プレイを見せる。
《狩りは獲物を狩った瞬間が一番、危険なのよ。獲物が大きければ大きい程、隙ができる。ハンター×ハンター3巻でも見て、出直してきな、ババアども》
ポテチを安全な所へ持って逃げる
神楽だが、納豆により動けない。
ポテチが
さっちゃんに奪われそうになった瞬間、足腰の鍛錬の為に重しをつけていただけの
九兵衛が奪う。
太ってない
九兵衛が断食道場へ来た理由は
お妙とお泊まりがしたかっただけらしい。
さっちゃんも重しの眼鏡を外して、肉体の鍛錬なら負けていないと、
九兵衛から奪うが、奪えたのはバナナだった。
「バナナはフロイト的に言うと、男性器に見立てることが出来る。おそらく九ちゃんは男性への憧れから無意識にバナナを…」
眼鏡を外したままの
さっちゃんのねばねば攻撃により、皆のポテチはねばねばの中心に集まった。
ポテチを狙う六人だが、全員の自分のポテチには強力な下剤を仕込んでいた。
皆、自分のポテチ以外に手を出して下剤の餌食となり、無事、皆、スレンダーボディーを取り戻しました。
次回、「人の短所を見るより長所を見つけられる人になれ」
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