BLEACHの第166話を見ました。
第166話 死力VS死力!ホロウ化した一護
一護と
グリムジョーの死力を尽くした激闘が始まった。
虚化した
一護と戦いたいので、解放はしないが十刃にだけ許された最強の虚閃を披露する
グリムジョー。
「王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)!!」
織姫と
ネルを庇う形で虚化した
一護。
「悪ぃ、怖いか?この格好で安心しろっつっても難しいだろうな。でも言わせてくれ、安心しろ。すぐ終わらせるから」
「ハハハハハ、フハハハハ!!いいぜ、待ってたんだ、この時をよ」
その
一護の力を目の前にした
グリムジョーは歓喜の叫びを上げ、自らも斬魄刀を解放して最強の姿を現す。
「軋れ、豹王(パンテラ)!!」
「何だ…!?音圧!?叫び声だけでこんな…!?」
一護をビビらせる
グリムジョーの音圧。
「いいぜ、黒崎一護!!いい眼だ!!その眼が、気に喰わねえんだよ!!」
グリムジョーが使った王虚の閃光は虚夜宮の天蓋のしたで使ってはいけないものだと言いながら、
一護と
グリムジョーの戦いを遠くから見ている十刃の
ハルベリ達がいた。
「霊圧の量も濃度も禍々しさも、人間のそれとは思えない。まるで十刃同士の戦いを見ているようだ」
一護の虚化保持時間は伸びているようで、この保持時間の伸びは訓練の成果ではなく、無意識の上達のようだ。
そして性格も虚っぽく変貌しつつあるように見える
一護は戦いを楽しんでいるようだった。
「つまんねえから…その解放状態解くんじゃねえぞ!!」
「黒崎くん…あれは本当に黒崎くんなの…?」
強大な霊圧が激突する中で戦いの行方を見つめる
織姫は、
一護の禍々しい霊圧にかつて虚になった兄の姿を重ねて恐怖を感じていた。
『怖がっちゃダメ…怖がっちゃ…ダメ…。あの目を思い出すと、黒崎くんが知らない誰かになってしまったように感じてしまう。黒崎くんの目のどこにも私なんて映ってないと感じてしまう、あの時のお兄ちゃんのように。黒崎くん…』
一護の保持時間は、自分で修復するテクニックも身に付けつつ、飛躍的に伸びてるようだが、肝心の仮面は壊れかけ、かなり劣勢になっており、
一護を応援する
ネルはそれを感じ取っていた。
「あんたが、あんたが一護を応援スねえで…どうするっスか!!」
「…!?そうだ、最初はただ皆を守りたくて此処へ来た。覚悟はできていたつもりだった。だけど、黒崎くんが助けに来たと聞かされて、心のどこかで喜んでしまった。仮面を付けた黒崎くんを見て、あの時のお兄ちゃんのような目を見て怖くなった。助けに来たのではないかもしれないと思ってしまった。違う…そんなこと本当は本当はみんなどうだっていいはずなのに…。私は…黒崎くんのことが怖いんじゃない、怖いのは黒崎くんが…』
織姫が心配なのは
一護の無事だけだった。
「死なないで…死なないで、黒崎くん!!勝たなくていい…頑張らなくていいから…もうこれ以上…怪我しないで…っ…」
グリムジョーの攻撃を受け止めた
一護は虚化した目で優しい表情になっていた。
「悪ぃな、グリムジョー。どうも俺はこれ以上やられるわけにはいかねえらしい」
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