トレース~科捜研の男~の第1話を見ました。
ある陰惨な事件を経験した過去を持つ
真野礼二は警視庁科学捜査研究所法医科に所属する法医研究員で「鑑定結果こそ真実」という信念のもと、膨大な知識と高い鑑定技術、他者とは違う着眼点を持っていた。
真野は周囲からその実力を高く評価されている反面、クールで協調性がなく、必要以上に人と係わろうとしないことから科捜研内では浮いた存在でもあった。
ある日、
真野の上司である法医科科長の
海塚律子は
相楽一臣や
市原浩、
水沢英里ら法医研究員達に新人の
沢口ノンナを紹介する。
大学院で遺伝子の研究をしていた
ノンナは大学OGの
律子に誘われて科捜研に入所したものの、遠い世界の出来事だと思っていた殺人事件に係わることに戸惑いを隠せないでいた。
するとそこに、警視庁捜査一課の刑事・
虎丸良平と
猪瀬祐人、鑑識員の
沖田徹達がやってくる。
イベント会場で発見された、切断された左手の鑑定結果を聞きに来たのだ。
鑑定を担当した
真野は付着物の中から珪藻と通常の20倍のマンガンが検出されたことを伝える。
それを聞いた
虎丸は即座に多摩川の捜索に向かおうとするが、
真野は多摩川を探しても意味がないと告げる。
捜査方針に口を出すのかと
虎丸が
真野を睨みつけると出ていってしまうと、
真野は臨場の準備を始め、特殊な珪藻の生息域で域内にマンガン鉱山の跡地がある日原川に向かうと言い出す。
「おいおい、遺体捜索は科捜研の仕事じゃねえぞ」
「海塚課長、いいんですか?こんなこと認めて」
「沢口さん、あなたも一緒に行って」
「え!?」
律子は
真野の勝手な行動を非難する研究員達の言葉を受け流すと、
ノンナに同行を指示するのだった。
現場に到着した
真野と
ノンナはほどなくそこでバラバラに切断された女性の遺体を発見すると、そこには土に半分埋もれた一輪の花もあったが、土の成分が遺体発見現場とは違うもので持ち込まれたものであることは明白だった。
司法解剖の結果、死体は10の部位に切断されており、死因は心臓を刃物で刺されたことによる失血死で死亡推定時刻は4日前の深夜だった。
また被害者は、生前、恒常的に暴力を受けていたことを示す痕跡もあった。
そんな中、被害者は娘かもしれないという五十嵐千鶴と、千鶴の再婚相手で著名な教育評論家の康信が警察署を訪れてくる。
DV婚約者から逃げていた女性がホテルで殺されたという推理を立てていた
虎丸と
猪瀬の指示で
真野と
ノンナはホテルのバスルームを徹底的に調べるが血痕らしきものは見つからずにいた。
部屋は調べないでいいと言われる
真野は無断で鑑識を続け、部屋のソファから遺体発見現場で見つかった花の種子や持ち込んだであろう人物の髪の毛が見つかる。
「五十嵐千鶴、五十嵐美加の母のDNAだ」
その情報を得た
虎丸は千鶴から話を聞くと、ホテルの部屋で待っているように言われていたらしく、防犯カメラの映像から美加は義父の康信と2人きりで会っていたことが分かる。
「五十嵐美加はホテルで母親を待たせて一人で父親に会いに行ったんだ。ところがマンションから出ていく姿は映っていない。大きな荷物の出入りもない」
「それって…」
「父親が娘をマンション内で殺害しバラバラにして運び出したんだ。DVをしていたのも父親だ。隣の住民の証言が取れた。母親のあの怯え方から見ると、おそらく旦那に口止めされてたんだろ」
「でも、だとしたら母親はDVのことを知ってたってことですよね?」
「知ってたどころじゃねえ。母親自身もDV被害者だったんだ」
「じゃ、何で何も言わないんですか!?娘さんが殺されたかもしれないって思ってるのにそれでも嘘を吐くなんておかしいですよ!」
「怖くて言えないんじゃないかな?」
「また暴力を振るわれるからですか?」
「違う。夫がいないと自分は生きていけないってそう思い込まされてるから、夫から逃げて一人になるなんて怖くてできないのよ」
勝手な思い込みで真実が闇に葬られないように証拠を見つけるという
真野に腹を立てた
虎丸は臨場から
真野を外すと言い出す。
一人で臨場に駆り出されることになった
ノンナは臨場の復習をする中、
真野が被害者と向き合っていることを知るのだった。
被害者のためにも犯人を見つけたいと思う
ノンナだったが、大事な何かを見落として真相に辿り着けなくなってしまったら怖いと
真野に気持ちを明かす。
「考え得る全てを追及するんだ。必ずどこかに証拠はある。それは五十嵐美加が残した思いだ。何故、痛い、苦しい、死にたくない、そういう彼女の思い、真実に繋がる欠片、それを見つけるのが俺達科捜研の仕事だ。今、五十嵐美加の無念を晴らせるのは君しかいない。頼む」
「はい」
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トレース~科捜研の男~ 第1話
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