テーマ:お金のハナシ(2263)
カテゴリ:見直しプラン(新婚編)
【登場人物】
保科障太郎(セルフ生命の営業マン-主人公) 国仲亮太 (三友物産勤務) 三輪俊介 (国仲亮太の同期-神戸から転勤) 友野一郎 (国仲亮太の同期) 結婚を機に生命保険の見直しをしたいという三輪さんご夫婦の新居を訪れて、見直しのためのシュミレーションを行った。 万一の場合に必要となる生活費や、住宅費用など細々としたお金のシュミレーションである。 それと二人の希望や予定などろ聞いてみると、奥様は結婚を機に専業主婦となり、ご主人に万一のことがあった場合にはこの新居で住み続けたいという希望をもっていた。 しかしシュミレーションの結果、希望どおりのスタイルでは1億円以上も必要な事が分かりビックリしていた。 そこで、もう少しお二人で考えてもらう事にした。 「ちょっと奥様にお聞きしたいんですけど、万一の場合にお一人でず~と専業主婦を続けられますか?」 「気晴らし程度でも構いませんけど、お仕事に就かれるという選択肢はありませんか?」 この質問に対して、テーブルの向こうの二人の間でしばらくやり取りが続いた。 「そうですね、私もまだ31歳なので、この先ずっと家に閉じこもって専業主婦っていうのは考え辛い ですし、やっぱり仕事は探すと思います。」 奥様のその答えをノートに書き移しながら次の質問に移った。 「えっと、奥様のご兄弟はいらっしゃいますか?」 「はい、姉が一人おります。」 「お住まいの事なんですけど、万一の場合にはご自宅に戻る事は現実的に可能な状況ですか?」 「そうですね、たぶん大丈夫だと思います。」 この2つの答えを聞きながら、さっき入力したパソコンの数字を少し微調整してみた。 変更した箇所は、奥様が働きに出ることを想定した場合と、住宅に係わる数字である。 数字を入力し直してから、またパソコンの画面を二人のほうに向けた。 「えっと、先ほど入力した数字を少し調整してみたんですけど。」 「調整したところは、奥様が60歳まで月10万円程度のお仕事に就かれるという点と、お住まいをご実家 に変更した点です。」 「お仕事に就かれることによって年間の赤字も130万円位まで減らすことができます。それと60歳まで の間で3600万円の収入を確保できます。」 「それと、住宅をご実家に変更することで毎年の赤字は約43万円まで減って、合計で約4700万円の 支出を抑えることが可能になります。」 「この2つの要素を加えるだけでも必要額を先ほどの1億1500万円から約3200万円まで少なくする ことができるんですよ。」 現実的に考えれば、31歳でご主人を亡くした場合、奥様のそれ以降の人生をず~と専業主婦で過ごしていくことは考えにくい。 それに、必要なお金のなかで生活費についで高額になる住宅費用の対策がキチンとできれば、必要保障額を少なくすることは十分可能だ。 すでにマンションなどを購入している場合は、住宅ローンを組む際に団体信用生命保険に加入していれば、ローンの残債も全て返済されてしまし、自宅に戻れない場合なんかでは、生命保険を利用してマンションを購入することだって不可能ではない。 「保科さん、これだけで必要なお金って全然変わってくるんですね。こういう考え方をすればいいんですね。」 「そうですね。やはり保険だけに頼るのではなくてある程度の自助努力も必要かとは思うんです。」 「じゃあこれをベースに三輪さんが今加入している生命保険の中身をチェックしてみましょうか?」 【続く】 週末のサボりの影響は? 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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