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カテゴリ:三国志・中国史
先週のV3は野球中継のため延期でした。
本日の話は瑞兆・怪異ネタ 北斉書その4です。 夢の話はたくさん出てきたので、一つにまとめてみました。 〔夢特集〕 神武帝・高歡 (P12)神武はかつて夢で自分が多くの星を踏んで行くのを見た。目が覚めると内心喜んだ。 ★特に解釈は書いてなかったけど、綺羅星のごとき人々を踏みつけにできる?(雑な解釈) (P64)高洋が王となって以後、ある人が筆で王の額に点を打つ夢を見た。 ★王曇哲という人によると「王の字の上に点を打つと主になるから帝になるしるし」 後主・高緯 (P143)河清年間の末に、武成は大きな蝟(い。ハリネズミ)がギョウ城を攻め破る夢を見たことで境内の肥えたハリネズミを求めてこれを絶滅させた。 ★識者「(後主の)諱の緯と蝟の発音が近いから北斉の滅亡も近い」 巨大ハリネズミが城を襲うなんて昔の怪獣映画みたい。 神武婁后 (P147)婁皇太后は九人の子の懐妊時にそれぞれ夢を見たそうで、 文襄帝 断たれた龍→以前棒叩きにした配膳人に斬殺されて、その後息子たちが帝位につくことは無かったから? 文宣帝 巨大な龍 孝昭帝 地面をはい回る龍 武成帝 海で水浴びする龍→息子に譲位したけど関係不明 女子2人 月が懐に飛び込む→別の皇后のとこにも同じ夢が出てきたので皇后になる人の夢か 2人の王子 鼠が衣の下に飛び込む ★帝になった男子とそれ以外の格差がひどい。 李元忠 (P315)当初李元忠が官僚として出仕しようとしたとき、火のついた松明を手に取って父の墓に入れるのを夢に見て、夜中に驚いて目が覚め、はなはだこれを嫌なことだと思った。 ★先生「先人を光で照らし、最後は高貴な身分に達する」 夢の吉凶は本人が悪夢だと思ったかどうかは関係ないのです(蜀書ショウエン伝参照)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年03月29日 10時04分17秒
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