セイウチおじさんと1000人の美女達

　土曜の夜は会社に泊まった。

　別にそれほど仕事がたまっているわけではない。

　最近、立石居酒屋巡りをしていないので、ここらでちょっとやってみようと考えた。


　ぶらぶら歩いていると


　知らない店が一杯ある、のは当たり前だが、知らない通りが一杯あることに気がついた。

　へぇー、こんな路地に飲み屋が集まってるんだね。という感じ。昼間はあまり目に入らない。


　どの店も同じ様な感じで、どこに入ろうか非常に悩んだのだが、適当な２軒に入ってみた。

　
一軒目はこちら



門構えもなかなかおいしそう。

ここでのサプライズその１は



しゃもの刺身なんて食べたことない。

さっそく注文。それなりにおいしい。

となりに「そい刺」というのも出ていたので、次回注文してみよう。

サプライズその２は



この酒、アルコール分９６％。

奥の席で若者が「テキーラとかもっと強い酒ないの」と言ってたので、マスターが

「おちょこ半分位、だしてやれ」と言って出してきたのがこれ。

工業用エチルアルコールは、飲用にされないようにメチルを混ぜているから９６％もないのではないか。すごい酒だ。


サプライズその３は

　ここのマスターはすごいデブで、１５０まではないけど１３０は越えているかなというイメージで見ていたのだが、

　勘定を払って出ようとしたら、出口に日本相撲協会のカレンダーが。

　思わず聞いてしまった。

「いやあ、誘われはしたんですがねぇ」との返事であった。次回はもっと詳しい話を聞きたい。



一軒目がかなり印象の強い店だったので、２軒目はちょっと平凡そうな所へ。



　ごく普通の居酒屋なのだが、カラオケのスペースもあり、美人ママが一人でやっている。

　その美人ママの性格がガラッパチで本当に面白い。

　居酒屋とカラオケスナックと２つを１軒で楽しめるという便利な店だった。


ここでのサプライズは

　このママ、何と以前某カントリークラブでキャディーをやっていたそうで、壁には某有名ゴルファーとのツーショットの写真も。

　で、そのゴルフ場は僕の友人がメンバーになっていて何度か行ったことがある。

その彼とは最近疎遠になっているので、これを機会に呼びだしてここで飲もう、とさっそく計画がまとまった。



　何気なく入った店であったが、入ってみるとこんなにもサプライズがあると言うことに驚かされた。

　カルチャーショックな一晩であった。