セイウチおじさんと1000人の美女達

おとといは組合の理事会のあと、居酒屋で忘年会

そこへ行く道すがら、普段それほど親しく話をすることはない理事さんがわざわざこちらに寄ってきて声を掛けてきた。

「誰か、嫁いないかね」

何それ、と思ったがよく聞いてみると

ジュエリーの歳事などをやっているお得意さんなのだが、後継者難で店を閉めようか思案中なのだそうだ。

息子はいるのだが、３２歳でまだ独身で頼りない。せめて嫁でもいれば店を続けていけるのだが・・・

ということのようだ。

そこで、「誰かいませんか」という話になったわけだ。



それを聞いて、パッと２人ほど顔が思い浮かんだ。



宴会の終わり頃、そのうちの一人にさっそく電話。

出なかったが、折り返し掛かってきた。

資産家で毎月１５０万ほど家賃収入がある、というとまんざらでもないような回答であった。

ではこんど食事でも、とさっそくとんとん拍子に話がすすんだ。






世の中、突然なにが起こるかわからない。