カテゴリ:美女達
友達が入院しているというので見舞に行った。 前日に会社の近所のくだもの屋でみあげを買った。 常道はメロンだが、 ナイフがなくても食べられる物がいいだろう と思ってマスカットにした。 そしたら入れてくれた紙袋にメロンの絵が描いてあるので 夫婦の会話がどうしてもメロンになる。 「このメロン、冷蔵庫に入らないからクーラーボックスに入れるわよ」 てな具合である。 さて、昨日病院を訪ねていった。 今まで行ったことがなかったが、大きい病院だ。 しかしお盆休み中でしかも朝早かったから、人影はまばらであった。 入り口も閉まっていて守衛室に回され、番号札をもらって中に入った。 病棟に行ったら鍵が掛かっていて 「面会は10時からです」との文字が。 たまたま読みたい本を持っていたので10時まで時間をつぶした。 再度チャレンジしたら 入り口で面会票を書かされ、ようやく入れてもらえそうになった。 所がその面会票を見て看護婦さんが 「あれ、ご友人の方ですか、ちょっと主治医に聞いてきます」とまた待たされた。 戻ってきて 「済みません。ご家族の方しか許可されていません」との事だった。 そんなに病状が重いのかとあきらめたのだが 看護婦さんがさっきからこちらの右手の先を何度もチラッと見ている。 「それは、お渡しする物ですか?」 「あ、はい」 そんなに重病なら見舞も受け取ってもらえないかと思ったら 「では、お渡ししておきます」と彼女はうれしそうに言った。 面会も出来ない重病人が、食べられるわけないからな。 行きつく先はナースステーションしかない。 それにしても 彼女は絶対メロンだと思っているぞ。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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