認識の転換(1)
一般的にいえば、病気の原因はうれしい出来事に由来しますが、認識の転換も病気の原因になりえます。つまり頭の中で考えただけのことも原因になりえるのです。もちろん、それがうれしさを湧き起こさせたはずなわけですが、認識の転換を引き起こした出来事は、単にきっかけになっただけで、たいした出来事でない場合もあるわけです。認識の転換には3つの形があるとされています。1.変節2.固執3.発展この分類はあくまで形式的なもので、実際ははっきりと分かれているのではなく、あいまいで、さらには同時に3つが起こることもあるでしょう。厄介なことには、本人は変節と思っているが実際は発展だったり、その逆のパターンだったりという事もあるでしょう。この中で考えるに値するのは、本人が「変節」または「固執」または「転換していない」と思っているが実は「発展」であるケースです。『認識の転換』という問題を考える場合、何が「変節」または「固執」または「転換していない」で、何が「発展」なのか明らかでないと、判断しようがありません。ここで、「普通」のあり方を繰り込んだ認識に転換した場合を「発展」とすると仮定したいと思います。ここで「普通」とは、並の、平均的な、一般的な、大多数の、常識的な、歴史上連綿と続いている、などと言う意味では全くありません。世の中には、「普通」の人は誰一人としていないし、「普通」の認識を持っている人も誰一人いません。・・・続く・・・ハートセラピーとは?