昨日、我が家に
ついに、新しいテレビが配達された。
実は、検討の結果、ご近所のパナソニックのお店から3台購入した。
お正月に、郊外の家電量販店に行って、テレビ見学をした。広い店内では、様々な物があって、飽きることなく、レジャーランドにでも来てる気分だった。
もちろん、3Dテレビも見た。眼鏡がすでに、あちこち設置してあり、映画、踊り、スポーツ…
まるで、「飛び出す絵本の動くやつ」みたいな感覚だったけど、眼鏡から目を上げて、画像を、直に見ると、まるで、乱視になったような錯覚に陥る。
「ワ~ッ! 疲れる~~」みたいな感じだ
“これは、普通のデジタルで十分だわ”ということで決まり、でもやっぱり、買うなら、この間父も買ったし、同じお得意のお店で…というわけで。
42インチプラズマは、私達の12丁の洋室の居間へ、32インチ液晶は、隣の10畳の寝室へ、後は、息子が自分で代金を払うことになってる分の26インチ液晶は、6丁の子供部屋へと運ばれた。
古いテレビは、リサイクルとして、4台持って行ってもらった。
お店の人たちは、力仕事で、結構大変だったと思うけど、さすがに手馴れたもので、速やかに終わり、ほっとした。
さて、今日の朝、42インチの大きなテレビを観ていたら、朝のワイド番組にこんな映像が、流れていた。
これは、佐々木卓也さんという36歳の造形作家の作品だ。
3点共、モナリザの絵から、自分なりに描いて、展覧会に出品して、受賞したものだそうだ。
写真は、スペース縮小のために、私が、コラージュ編集したので、3枚いっしょにひとつにして1枚にしてある。
この人は、実は、3歳の時に自閉症と診断されたという。
幼い頃から、絵を描いたり、粘土細工をすることが好きで、動物や、人物をモチーフにすることが多く、心に留ったものは、すぐに表現したそうだ。とにかく、いつも、絵の道具を持ち歩いていたという。
11歳で、動物の粘土作品で優秀賞をとってから、絵画では、教科書に採用されたという。
その後も、とにかく、いろいろな作品を展示し続け、2009年に34歳で、「モナリザを描く展」で、「あざみの賞」を受賞したという。2010年も引き続き、モナリザ展をひらいたということだった。
レオナルドダビンチのモナリザを知らない人はいないが、この人の描くモナリザは、いろいろな面から、観察した独自の感性で描かれ、普通の人にはない感性があると絶賛されていた。
障害のある人には、何か別な視点があるのかもしれない。
私の弟の3歳の男の子も、最近自閉症と診断された。偶然にも、私の弟も美術の仕事をしていて、小さい時から絵ばかり描いていたのを見てきた。弟のお嫁さんも芸能人、その母も画家…
そういえば、お正月に、「何かそんな資質(絵とか音楽とか)でもあればいいなと期待してるんですけど…」なんて、お嫁さんが言っていたっけなあ。
私も、あの子は、音楽が鳴ると、すぐ踊りだすので、芸能が好きみたいだなあとは思っているけど…
でも、こんなりっぱに活躍してる人もいるんだ
と思ったら
明るい希望が
ちょっと見えた気がした。