大学受験のはなし。参考。
受験の話し。長男が高3で大学受験することになったので、今後皆さんの参考までにイロイロ書き記していくつもり。25年ほど前から私立大学でもセンター試験の得点を利用して合否判定する方式を導入できるようになった。今では当たり前だが私の頃には考えられない改革である。現在、例えば私立H大学の理工学部S学科、を受験する場合、1/14.15のセンター利用のA方式(英数理3科目利用)、B方式(英国数理4科目利用)、2/5全学部統一入試、2/11学部の個別入試と合計4回ものチャンス(受験方式)がある。30年前、私は共通一次試験(現在の大学入試センター試験)を受験した。当時は国公立大学の入試のためだけに受験する試験だった。当時自己採点で、英語90% 国語80% 世界史98% 取れた。もしも30年前に、私立大で共通一次試験3教科で各100点換算で300点満点を導入している大学が有れば、私の得点率は89.33%となり、多くのセンター利用の私立大で合格出来たかもしれない。。。 つまり、「個別の大学の個別の学部学科の赤本で過去問対策とかやらなくても良かったかもしれない」ということになる。 結局私は横浜の公立大学は共通一次と前期試験で合格したけども、私立は全て1回だけの個別試験のチャンスしかなかったので、私立大対策が大変だったものだ。しかし、現在のセンター方式では、利点もあれば、盲点というか、欠点もある。というのは、例えば前述の4回のチャンスの話しだが、センター利用試験は1学科あたり18,000円かかり、合否結果は2/20まで発表されない。従って受験生は1/15にセンターの自己採点してみて、「かなりの安全圏に入った」という感触が無ければ、2/5統一試験か、或いは2/11の個別試験を受験しなければならないのだ。その場合センター18,000円+統一試験の35,000円=53,000円、又は18,000+統一の35,000+個別試験の35,000=88,000円もかかってしまう。もしH大で2つの学科を受験するのであれば最大170,000円以上かかるのである。こんなに何度も受験料を支払って、もしもセンター利用時点で合格してたら勿体ないし、無駄だって事。で、いろいろ作戦が必要になってくるのだ。しかも、国立大も受験する場合、私立は国公立大の前期合格発表前に「入学手続き締切日」が設定されているいから仮に国公立大に合格した場合で私立大学を入学辞退する場合「*入学金*」以外は返還されるが「*入学金*」は「捨て金」になってしまう。で、さらに私大の難関大ほど、入試日、発表日、手続き締切日が遅めになっているので、私立各大学の発表日・締切日をよく検討しないと、複数の私大に「捨て金」が必要になってしまう恐れもあるのだ。しかし幾つも合格が取れていればまだ「嬉しい悲鳴」とか「贅沢な悩み」と言えるのかもしれない。うちの長男の場合、8月まで部活やって、塾や予備校は行かず、のんびり勉強開始、、、せっかく親がここまで理解してきたのに、もはや浪人が視野に入り始めている。。