大学4年の長男の就活について 7
写真と本文は関係ありません。7月後半に長男の就活が終わった。内定頂けた会社は売上規模でいうと1兆円は超えている。正社員2000人ぐらい。関連して従事している人は15,000人ぐらい。私の勤務先よりも数十倍も遥かに巨大な組織である。この会社は内々定の連絡を15時ごろ電話で頂き、「18時までに他に受けている企業と内定貰っている企業を全部電話でお断りしてください。それが終わったら再度人事部まで連絡下さい、そこで内々定とします。」と言われたそう。謎に強気だ。長男は「他を断っちゃって本当に大丈夫かな?」と心配そうな電話を俺にかけてきたが、内々定条件のその電話を、誰か関係のない他人が掛けてきた偽装である可能性はゼロパーセントなので、「その会社に入る意思が固いならば全部断って18時までに他を全てお断りしましたと言うしかないっ」と指示。最初苦戦したが、悔いの残らない結果になって本人も家族も幸せである。長男は研究室が夏休みとか関係なく続くらしく、就活を終えて学校近くのアパートへ帰ってしまった。いよいよ妻と老後みたいな2人生活が始まってしまった。。就活について、3月から今まで、長男と私が話し合った時間は通算100時間は超えた。攻めてみて、上手く結果が出ない場合には攻める場所を変えてみて、攻め方も変えてみて、大局から細かい場所の戦術まで試行錯誤して、正にこれは2人3脚の親子の戦いだった。結果として、正式に内定を頂いたのは3社。最終面接を受けたその日に、本命の企業から内定連絡を受けたので最終面接の結果を待たずに辞退したのが1社。次回が最終面接に呼ばれていたが辞退したのが2社。この3社のうち2社は1部上場の海運港湾企業だった。次に最終呼ばれていた中に、日本Jターミナルという特殊会社があった。私が調べてES出すように勧めたが超優良企業だと思っていた。次回が2次面接に呼ばれていたが辞退したのがセブンアンドアイ。反省点・4月まで会社選びの軸が全く定まっていなかった事。・その為、JR東日本とかキリンビールとかNEXCO中日本みたいな大企業から、50人ぐらいの中小まで業界も何もかもバラバラで何社も面接受け、支離滅裂だったこと。ま、こういう不合格や失敗は後から考えると無駄ではなかった。だんだんと軸が定まっていくというか、そういう時期が必要なのかもしれない。ムダどころか仮にJオイルミルズとか受かるわけないけど間違って受かっちゃってたら、最終的に食らいついて内定貰った会社なんて途中でやめていたわけで。。運命って恐ろしい。これから就活の方は、大学3年の終わりぐらいから業界研究とか進みたい業界を考えた方がいい。インターンとか、1日で終わるんならドンドン行ってみて、いろんな企業の人を見た方がいい。私は、中企業だけども日本人の98%が知っている会社にいるので、名前のある会社の恩恵を少し知っている。例えば、電話をかけるとき「相手が自分の会社名を知らないかもしれないという不安」を感じた事は一度もない。80%に知られていれば、長男は今後40年、そういう不安があまり無いわけで、それだけでも有り難い。4月から5月はほんとに就活は上手く行かなくて、本人も焦ったと思うけど、私は不安はあまりなかった。絶対に、ある瞬間に、ぱーっと雲が晴れて青空が広がる時が来て、落ち着くところに落ち着くのが就職活動だと思う。私も就活はそうだった。。これで長男の就職編は終わります。