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最近、「婚活」、「離活」という言葉はよく聞かれるようになりましたが、
「終活」という言葉をお聞きになったことはありますか ![]() 終活とは、人生のターミナルである死に対して準備をする活動のことです。 最近、テレビで偶然、「終活」の番組を見たのですが、 少子高齢化の影響も大きく、独居老人や子供がいない高齢者や自分の葬式のスタイルを模索する人、自分の葬儀で家族に迷惑をかけたくないなどさまざまな理由で、「終活」の講演会は満員の大盛況だそうです。 昔、石原裕次郎が海洋散骨をしたことは覚えていたのですが、今では、 植樹葬(木の根元に散骨を埋葬する)やバルーン葬(風船の中に遺骨を入れて宇宙に向けてとばす葬)というのもあるそうです。 その他に故人、亡くなったペットの骨の一部をペンダント、指輪などのアクセサリーに使用して、普段持ち歩く人も増えてきています。 高野山は、日本でも著名な方のお墓が集まっています。 偉人な方だけにお墓もたいそう変わったものが多かったような記憶があります。 生前、囲碁が趣味だったことから、囲碁盤のお墓があったり、ベンチ付きのお墓があったり、違う場所では、生前たばこが趣味だったことから、お線香の皿が灰皿風になっていたり、生前お酒が趣味だった人のお墓はおちょこの形をしていたり。 主に都会に多いのは、室内型ロッカー式お墓です。 幻想的なイルミネーションやアンビエントなミュージック、毎朝・夕お坊さんがお経をおげてくれるそうです。 インターネットの普及で、わざわざ現地へ行かなくてもネットでお墓を参拝出来る「ネット参拝」というものあります。これは結構色々な寺社・仏閣のホームページなどでやっているところがあります。 ひと昔前まで、「お葬式」の話は雰囲気的にタブーな感じでしたが、 「おくりびと」でアカデミー賞受賞したことも影響しているのでしょうか 人に必ずおとずれる死について真剣に考え出し、オープンになってきているのではないかと思います。 ここからは私個人的主観なのですが、 生前の趣味をお墓にしたり、遺骨の一部をペンダントや指輪、装飾品にすることについては個人的にはあまり賛成ではありません。 人は亡くなると、人→霊→仏となっていきます。 これは市販の香典袋に書いている49日の法要までが「ご霊前」、それ以降は「ご仏前」になることからわかります。 別れ惜しい、哀しい気持ちはよくわかります。 しかし生前の趣味のお墓やお酒や遺骨のペンダントは亡くなられた人が望んだことでしょうか ![]() 多くの場合は亡くなった故人を偲んでご遺族が作られたものではないでしょうか ![]() たとえ故人の意志としても、こういった行為は現世に執着することなのです。 亡くなられたら霊界、仏界へ旅立っていただかなくてはなりません。 一般に幽霊やたたりと言われるようなものは、現世に執着する思い入れがるからこそ現世に出てくると言われています(例えば裏切りや不慮の事故での死、恨み等)。 そういう霊は死後何年経っても現世に執着し続けると言います。 故人の趣味、嗜好に沿ったこだわりのある物を作れば作るほど、故人を現世にしばりつける行為になるのです。 どのようなターミナルを迎えるか、葬儀やお墓はどうするかと言ったことは全く個人の自由であり、好きに選べばよいと思いますが、きちんとした死生観を持つことは大切だと思います ![]() いつもご覧くださりありがとうございます ![]() ![]() ●医学 4位 ●統合医療 15位 ●認知症 50位 ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月03日 23時09分55秒
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