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カテゴリ:試合評
東北楽天ゴールデンイーグルスはソフトバンク相手に3連敗...これで今季ソフトバンク戦の成績は2勝7敗となりました...今季、鷹相手に相性が悪いですなァ。通算12勝19敗の借金今季最多タイの7。そのうち★★★★★が若鷹軍団から頂戴したものです。
▼ラズナーと井野のバッテリーは今季2度目。6回投げて自責点2と見事に試合を作り、先発としての責務は十分に果たしました! ●楽天イーグルス0-4福岡ソフトバンクホークス ラズナーは前回の4/23(金)日本ハム4回戦、捕手・井野と1軍で初めてコンビを組み、9回2失点の完投という、まるで別人のようなナイスピッチングを披露してくれました。 今日の試合は、ラズナーにとって、井野とのコンビ2回目となる試金石となった1戦でした。1度はたまたまってことがあるじゃん、そう見られてしまう場合もありますからねぇ。 今日の投球も素晴らしい内容だったと思います。 6回、打者27人、投球数110、被安打7、被本塁打1、奪三振5、与四死球3(死球1)、失点3、自責点2。クオリティスタートを記録しています。 ■楽天・ラズナーの球種別割合110球ストレート・・・50 (45.5%)(前回50.0%)(それまで53.4%) カットボール・・・16 (14.5%)(前回5.5%)(それまで26.6%) チェンジアップ・・・26 (23.6%)(前回27.8%)(それまで2.3%) カーブ・・・18 (16.4%)(前回16.7%)(それまで17.7%) ※それまでは井野と組む前までの内容です。 こうしてみると、井野はラズナーのチェンジアップの魅力を見事に引き出したといってよいと思います。 今日も打者を打ち取ったアウトは17個(6回投げて本来なら18個だが聖澤が本塁送球アウトしたのが1つあるため17個となっています)。そのうち、ストレートで取ったのが5個、カーブが1個、カットボールが3個。一方、チェンジアップは実に8個を数えます。しかも1,2回のアウトは全てチェンジアップで取っているのです(下記表の結果球参照)。 特に得点圏に走者を背負って対決したオーティズの1回第1打席、5回第3打席の投球は見事でした。 1回は、川崎のニ盗などあり1アウト3塁でオーテシズでした。カウント1ストライク2ボールから低めのボールゾーンに落ちるチェンジアップを立て続け2度振らせ、空振り三振! 5回も、本多に二盗を許して2アウト2塁の場面でオーティズを迎えました。ここもフルカウントから低めによく制球されたチェンジアップでバットに空をきらせています! さらに、この日は、直球、変化球ともに低めによく制球されていました。 2点本塁打を打たれた4回の松田の打席では、初球、ボールゾーンのインハイ直球を振らせて1-0、2球目はアウトローに変化するカーブを投げ込んで空振り2-0、3球目はボールゾーンの釣り球でポップフライか初球のような空振りを誘う球だったのですが、ボールだったんですが、松田にスタンドまでもってかれました。これは別にラズナーの失投ではないため、引きずらないでほしいです。井野も良い経験ができたのではないでしょうか。これを糧に、当面はラズナーに勝ち星をつけさせる専属捕手として活躍してほしいなァ。(結果が出てきたら、藤原と組ませるのも面白いかもしれません)(それにしても、この3連戦、松田は凄いですねぇ。前回のマー君のサヨナラ打の余韻が十分に漂っていた、そんな見方もできますね) 井野はラズナーが女房役に指名してくれなかったら1軍に昇格していなかったため、ラズナーさまさまです。ところが、今日はソフトバンクに盗塁されっぱなしでした。1軍と2軍の機動力の違いを目の当たりにしたと思いますが、これからの課題は盗塁阻止ですね。 1回ノーアウト1塁から川崎、ニ盗成功。 5回2アウト1塁から本多、ニ盗成功。 6回2アウト1塁から松田、二盗成功。※この時、井野の悪送球で三塁へ。3点目に繋がってしまった。 6回2アウト1塁から長谷川、ニ盗成功。※この盗塁は失点には結び付かなかったが。 7回1アウト1塁から川崎、ニ盗成功。※この時の投手は有銘。 今日はソフトバンクの先発・和田が良い投球をしましたねぇ。さすがWBCや北京五輪など日本代表にお呼びがかかる投手だけありますねぇ。立ち上がり若干制球が芳しくなく投げた後に首をひねっているシーンが見受けられましたが、それでもこの内容ですから、たいしたものです! 楽天がこの日、得点圏に走者を進めたのは下記の5回だけでした。 昨日たっぷり休養をとって今日から再び4番・指名打者で出場した山崎武司も、和田には相性が良いと思っていましたが、昨年の対戦成績は打率.100(10打数1安打1本塁打)だったそうです。野球好きのベンチリポートで山崎武本人も「みんな相性が良いっていうけど、去年は打っていないんだよね。去年から配給が変わった」と漏らしているという報告でした。 ■楽天の得点圏チャンス履歴 1回2アウト2塁 山崎武(四球) 1回2アウト2,1塁 中村紀(ニゴ) 2回2アウト2塁 井野(空三振) 9回2アウト2,1塁 鉄平(右安) ※2塁走者が山崎武 9回2アウト満塁 憲史(空三振) そういえば、今日は鉄平がベンチスタートとなりました。データスタジアムさんのつぶやきによると、昨年和田との対戦成績は6打数0安打だったそう。このコトも理由の1つだったかもしれませんね。(代打で出場しましたが、それは和田が降板した後の7回のことでした)。いちおう、こんなデータも掲載しておきます4/28現在、鉄平vs右投手打率.296、vs左投手打率.256。最近6試合打率.269。 ということで、外野は、左翼が牧田、中堅が聖澤、右翼が宮出でした。ここではやっぱり代役で出た宮出が打撃で頑張らないと!(去年の和田との対戦成績は打率.571。7打数4安打1三振1四球) 広島時代では、主力の東出(セカンド)や赤松(センター)にもいわゆるリフレッシュ休暇を与えたというご意見をお聞きしましたが、手元の資料では東出は昨年142試合出場でわずか2試合しか休んでいません。赤松は137試合出場で休場が7試合。この数値をどう判断するか?微妙のため、ココでは判断保留にします。(ネタがない交流戦に入ったら広島時代を調べるかもしれません) ブラウン監督の声や報道も知りたいので、鉄平の件はここではこれ以上突っ込むことをしません。 とりあえず、今日の収穫はラズナーと井野のコンビに確かな光明が見えた!ってこと。これで先発の四番手に確定ランプが点灯しましたね! ■ソフトバンク・和田の球種別割合98球 ストレート・・・62 スライダー・・・13 フォーク・・・13 カーブ・・・5 チェンジアップ・・・5 ■ソフトバンク・攝津の球種別割合16球 ストレート・・・8 スライダー・・・4 カーブ・・・3 シンカー・・・1 ■ソフトバンク・ファルケンボーグの球種別割合11球 ストレート・・・7 スライダー・・・2 フォーク・・・2 ■ソフトバンク・馬原の球種別割合22球 ストレート・・・15 フォーク・・・5 シュート・・・1 チェンジアップ1 ■楽天・有銘の球種別割合9球 ストレート・・・3 スライダー・・・5 シュート・・・1 ■楽天・小山の球種別割合29球 ストレート・・・16 シンカー・・・10 スライダー・・・2 フォーク・・・1 ■楽天投手陣vsソフトバンク打線ストライク/ボールカウント推移表 赤紫の網掛け=空振り、黄緑の網掛け=ファウル ストレート・・・St、カーブ・・・Cur、スライダー・・・Sl、カットボール・・・Cut、シュート・・・Sh、フォーク・・・Fo、シンカー・・・Sin、チェンジアップ・・・Ch、パーム・・・Pa、ナックル・・・Kn、ストライク-ボールの順です。 カウントの太文字はストレート、太文字ではないのは変化球です。 -------------------------------------------------- ■本家ブログの過去記事はこちらをクリックして下さい。 ---------------------------------------------------- ■こちらのブログの過去記事はこちらをクリックして下さい。 ---------------------------------------------------- 現在ブログ村のランキングに参加中!みなさまの一押しが活力に!ブログ村「楽天イーグルス部門」4/26現在1位「野球部門」4/26現在81位! (^○^)/ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月29日 17時42分18秒
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