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2割農民の気まま日記

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2023年01月31日
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2023(令和5年) 1. 31. の 気まま日記

 洗濯機が廻らなくなった。 今時 洗濯板 買う訳にもいかないので
                 (洗濯板..って知ってる人はいるかな?)

修理して貰おうとマニュアルに載ってた問い合わせセンターに電話した。

案の定 機種名 購入年月日を聞かれて、 ...もう買ってから10年経つ

のか...とあらためて 月日の経つ速さにびっくりした。

それほど 10年間 何の故障もなく使ってきた が 突然...

それはいいのだが、大抵最近の電化製品の寿命は5~6年と云うのが相場

(メーカーがそう決めている?)​らしい。​外見は新品同様でも6年も使えば元を

採ったと思うのが 今時の消費者の常識らしい。

私ら老人にとっては10年前等というのはつい昨日の出来事なのに...

案の定「10年経つんですか...」「部品の在庫があるかどうか...」

私が 「部品の保管は6年ぐらい..って法律の決まりですか?」と

聞いたら「それは分かりませんが だいたいそのくらいです」と。

「一応 修理担当を訪問させます」という返事を頂いて...数日待った。

「買い替えてください!」と言われるだろうと覚悟していたが、幸い

部品(モーター)の劣化で 交換できるという事で、買い替えなくて

済んだ。 よかった。   という顛末で 一件落着した。  

かくして 我が家の洗濯機は 11年目の超高齢機種に入る。


今日の本題だが  だが待てよ? とその時考えた。

果たして 部品の交換 というのは修理というのだろうか?

家電、車にしても その他家財類も 昔から夫々の修理屋さん

という商売があって 何でも手作業で修理してくれた。

車の板金塗装なんて仕事があって、少々ぶつけた傷などは修理して

貰っていた。 最近は パーツ個所の交換となってしまう...
               (というか板金が効かない強化プラ?)

電気屋さんも「どれどれ...」と中を開けて調べてくれたものだ。

今は 部品の中が見えない...ブラックボックス化。

「ココの接続が悪いので直しましょう...」などと云ってペンチや

ハンダ鏝でくっつけてくれたり... 油を挿したり 錆を落として

くれたり... 要は モノに対して愛情深い治療行為をしてくれた。 

...人間の身体まで 最近は 臓器移植なんて技術が発達して...

いいのか悪いのか...の世界。

新品に取り換える...こういうのは 技術の進歩と云えるのかなあ...


さて 先日 購入した本「科学する心」 池澤夏樹著

何気なく手にして 買ってみた。 いくつかのモノの見方・考え方

を示唆するエッセイ集である。 特に科学の発達によっての様々な

人間生活に与える影響みたいな事が鋭く書かれている様で興味深い。

多岐にわたる専門知識も得た上での科学技術の発達に対する批判的

な書かれ方がなされている。

本編を読む前に 中村桂子さんの解説を読んで 「我が意を得たり」

となって これから本編をじっくり読もうとしている。

この解説 少しコピペすると

「私達が生きている今、つまり20世紀後半から21世紀初めを一言で
表すなら「科学技術時代」と言ってよいのではないでしょうか」
最も身近な家事でも掃除機・洗濯機・炊飯器・電子レンジなど
..便利な道具が日常を支えています。ススイッチを押すだけ、
あとは全て機械が進めてくれる。以前は機械が壊れると自分で
修理した。家人が工学部出身なのですぐに直してくれてくれた。
ところが今や 全てがブラックボックスです。」 

から始まっているので まさに我が家の昨日の出来事なのだ。

肝心なのは ここから最近の「科学」という学問は 科学と

技術を混同してしまっている。というか科学よりも技術優先に

なってしまっている...というような事を書いている。

そうなんだよね。 経済発展に資する・GDPに寄与する事

が目的化してしまって そのための学問だ!などと平気で言う

雰囲気が出来てしまった。 大学が文科省の下に在るというより

経産省の下にある...みたいになって...

その典型が 防衛庁の補助金で...武器製造(と云っても最近はIT関連

の機械が多いので特に
そうなってしまうのかもしれないが...)に科学は従え...

的な事が大ぴらに言われている。そして学術会議を支配しようと

している。   ...今日はこの辺の話をするつもりはない。

...さて中村桂子さんは科学とは「五感を持って自然と向き合う

事だと言っている。生命科学者らしい定義?だが、同感である。

自然を克服?征服する、自然と敵対する のが科学だと勘違い

する輩が多い。

考えようによっては 科学と科学技術とは 全く相いれない

言葉なのかもしれない...  話が長くなるので...止めるが、


先日読んだ山極寿一さんと養老孟司さんの対談本「虫とゴリラ

にも共通する... その本の影響もあったのかもしれないが...

そして 我が家の洗濯機事件??? その前のラジカセ事件?

も頭にあって...   科学と科学技術 を考えさせられた。

中途半端な ブログで申し訳ない...
     
       2023. 1. 31.
                    2割農民





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最終更新日  2023年01月31日 17時15分37秒
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