２割農民の気まま日記

２０２３（令和5年）4月　3日　の　気まま日記

　筆の進まないブログに、少し書いておきたい事が...

昨今の日本について、様々な統計数字からも「沈みゆく日本」

という世界からの評価は　　昨日に始まった事ではないが...

それとは違った意味で、寂しい出来事、またまた　相次ぐ悲報が...

3月に入って　すぐ　世界的作家の大江健三郎氏が亡くなられた。

昨日　世界的なミュージシャン坂本龍一氏が亡くなった　という。

個人的には何の関係もない（当然だが...）が　ご冥福をお祈りする。

この方たちの死は日本人の一人の死以上に「日本の死」と云っても

いい位の...つまり沈みゆく船を必死に守ってきた？日本の文化人...　

その象徴ともいえる方たちであった。

世界で輝いている　大谷君をさておいて　こう言ってはなんだが...

政治や経済・社会の分野での没落はいうに及ばないが、数字には

表れない文化の面でも　重鎮がいなくなった感がある。

「平和」「憲法」「環境」「人権」「社会システム」「文化芸術」

オールマイティーにきちんとした方向を示してくれて来たお二人。

特に　このお二人の「憲法」問題に対する発言と行動「科学技術」

「核・原子力」に関しての発言からは　大きな影響を受けた。

そんじょそこらの政治家の浮ついた言葉で語られてはならない分野

政治の道具になってはいけない分野に　このお二人の「死」の持つ

意味は大きい。　本当に残念だ。

日本国憲法はどうなるのだろうか？　

原発は次々動かされるのだろうか？

人が人として持たねばならない「矜持」がどんどん失われゆく...


話は変わるが、　女優の奈良岡朋子さんが亡くなった...と聞く。

テレビドラマや演劇の分野でも　最近は軽い演出・演技が目立つ

...と見てしまうのは　こちらが老人だから　なのだろうか？

私が感じる重厚な役者が　次々と鬼籍に...

戦後の日本の文化を背負ってきた演劇の世界も変わってしまった...

さて
テレビ業界では　4月というのは番組改編期　で　ドラマに限らず

ニュースでもワイドショーでも　ＭＣやコメンテーター・スタッフ

の変更がある。

折からの政治支配が蠢いて...それに忖度のマスメディア業界トップ

最近は胸を高鳴らせてくれる番組も少なくなって...煮ても焼いても

食えない番組ばかり...　

とんでも解説者　田崎は兎も角、成田何某・三浦何某...の云いたい放題？　

又　誰とは云わないが各局　無臭コメンテーターばっかりになって...


そうそう　　川村晃司氏が　亡くなられたらしい...

すこし前に　あの　日米密約を暴いた西山太吉氏もなくなった。

少し前に　朝日の政治部長をなされていた早野透氏が亡くなった。

最近は　マスメディアではなく　ネットの番組などで　時々目に

していたが...　　ジャーナリストの重鎮OBも次々...

嘗て　大手メディアで腕を振るっていた方々の多くで、今はネット

で発信をしておられる方が多い。


社会が変わった...　　その代表格が　ジャーナリズムの変貌...

夜討ち朝駆け　足で現場でモノを書く...方法から

いまや　ネットの検索で　番組を作ってしまう...お手軽テレビ局。

昨日も　どこかのニュースショーで　いわゆる暇ネタの....

受刑者の刑務所生活？　などをながながとやってた...

毎日　犬や猫の可愛いらしいシーンを見せられて...

折角　一生懸命　取材してきても「ボツ」にされて...

代わりがネコの映像かい...

私は　番組スタッフ　取材者に同情をしてしまう...


果たして　テレビ業界・マスメディア業界から今後重鎮は出る

のだろうか？　　とみるのは老人の嘆きだろうか？　


　　　　　2023.　　4.　　 3.
　　　　　　　　　　　　　　　　　2割農民