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2割農民の気まま日記

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2023年11月28日
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2023(令和5年) 11. 28. の 気まま日記

  岸田内閣の支持率が 何処の調査でも下がり続けているという。

通信社・新聞・テレビ あまたある夫々の視点・思考を持つメディア

の調査がこぞって 20%台を示している..という現状。レームダック

現象。私も さもあらん...とは思うのだが、問題なのは「いつ解散・

総選挙?」とか「次は誰?」みたいな NHK含めワイドショーの

興味の持ち方はどうなんだろう。 歴代内閣で何番目とか最低とか

青木の法則とか... 数字だけの固執で、問題を矮小化して...

次は誰が有力...とか 競馬じゃないんだから...いやそんなもんか...

ここぞとばかりに活躍する評論家諸氏。 田崎史郎みたいな...

こんな評論はうんざりだね。


話変わる。 本棚から引っ張り出して 今読んでる本

「語り継ぐ この国のかたち」半藤一利さんの著書である。

2回目なので 章建ても分かっていて エキスの部分を読んでいる。

果たして 昭和史の巨匠が 今生きておられたら どう見るだろうか?

かいつまんで書くと 日本の歴史(特に近代史)は 40年サイクルで動く

と氏はいう。明治 大正 昭和 平成 令和と繋がれてきた近代日本。

今年は明治元年(1868)から155年目である。つまり120年+35年。

つまり明治から考えると次の40年目の節目?は 2028年という事。

半藤氏の出発点は ペリー来航から幕府が開港を決意した慶応元年

1865年を起点にしているので 多少のズレはあるのだが、節目を

こう書いている。 

1865年 ペリー来航/開港・・・まさに近代日本の幕開けである。

こうして近代への歩みを始めた いわば焦りの日本は... 40年後

1905年 日露戦争に勝って(勝ったと称して) 軍事強国としての歩みを

始めた。ひたすら神国日本をかかげ、戦争に突き進んだ期間である。

勿論歴史の全て否定する訳でなくその間も 皆時代を真剣に
生きてきた。  

さて その40年後

1945年 敗戦の年である。 軍事大国は完全に崩れ去った。 

そして生まれた 平和憲法・平和国家への道 もそこそこに... 

理念の国造りは 次第に経済中心時代に突入し、経済大国へと

した道を突き進んできた。次第に 平和と民主主義という初志を

忘れて... 経済大国への道=ひたすらGDPを追い求めて突っ走

るだけの軽薄な国になってしまった。

見事にそれを仕上げたのが1989年...バブルの最盛期であった。

しかし それもつかの間

1992年 40年後から少し遅れる事になったが完全に国のかたち

が変った「バブル崩壊」...を迎えた。 その後はご存じのとおり

単に GDPの順位が下がったという事だけではなく いろんな

意味で下降線をたどり始め 今や 世界の後進国?化現象の側面

があちこちで表面化しだした。

その諸現象は あらためてここに書くまでもない。

さて 

1945年を起点にすれば バブル崩壊を挟んだ40×2=80年後の

2025年がどうなるか?

その1992年を起点にすれば その40年後は 2032年である...

今年 2023年も残り少ない。 もうすぐ2024年になる。

半藤氏の40年サイクル論で行くと 2025年から2030年前後あたり

が 日本という国の「かたち」が変わるターニングポイントの年...

という事になる。

そういう 歴史の大きな流れの中での岸田内閣の末期現象と...

とらえた方がいい。

何派と何派がくっ付くとか分かれるとか... 誰それの思惑とか...

「政局論」はつまらん議論だ。

40年サイクル 後の 国のかたち を論じようではないか...

もう その萌芽が芽生え始める頃だろう...

新芽の出る前の大地の温もりと膨らみに注目してゆこう。


私には あたらしい40年を 経験できるだろうか...

おそらく無理であろう だがしかし 今できる事はある。


娘夫婦が 広島に旅行してきた という。

紅葉やカキの季節を味わってきた という。

ラインで お土産はいいが、「子供たちを戦場に送らない... 」

「原爆の碑に祈りを捧げて来たか...」と 注文を付けてやった。

       

      2023.  11.  28.
                   2割農民





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最終更新日  2023年11月28日 14時50分56秒
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