２割農民の気まま日記

２０２３（令和5年）　12.　12.　の　気まま日記

　ブログに書くのも　おぞましい。　

こういう汚れきったヤカラ＝政治主導者の下で　私達の日常生活

が成り立っていたのだとすれば　有権者一人一人がもう一度根本

に立ち返って　民主主義とは...　選挙とは...そして政治に関わる

諸制度はどうだったのか...　本当に考え直さなければならない。

このブログも十数年になるので　何回となく　今の日本における

民主主義の事を書いてきた。特に　選挙の制度　政治制度の根本

についても　多くの指摘をしてきたつもりだ。

これは　国会を構成する与党も野党もない　要するに根本ルール

の問題だ！　として　警鐘を鳴らしてきたつもりである。

決して「安倍派」の問題ではない。そういう　おぞましい集団を

今の日本の「民主主義のルール＝選挙」が生んできた訳だから...

戦後　何回・何十回とおこなわれてきた　衆参国会議員の選挙　　

これが正しいルールの下で行われてこなかったとすれば　それ

は無効と一緒だ　と私は言ってきた。にもかかわらず　選挙戦

になるとその「間違っているルール」の下で試合が行われて...

誰もその結果に異議を唱えない。　メディアも　与党も野党も　　

共産党までも選挙になるとその間違ったルールで、狂気の沙汰

の選挙戦を繰り広げ挙句万歳三唱・勝った負けたの悲喜こもごも

で終わる　という事が繰り返されてきた。

不正があっても　投票率が30％でも　一票の格差が3倍あっても

誰も（訴訟があるので正確ではないが...）異議を唱えない。

裁判所も違法とまでは言えない...とか　なんだか訳わからない。

司法が　政治に忖度してどうする...

私はこれを「サカリの付いた猫」現象　と称してきたのだが...

制度だけでも多くの改善する余地があるし私は提案もしてきた。



さて
民主主義の根本を成す「選挙に関連するルール」は実に幅が広い。

というかルールだけではない。　国民のリテラシー全般に関わる

問題でもある。　誰が国民の代議者になるのか、なるべきなのか

代議者に　何を託し、何を託してはいけないか、代議者は国民から

何を託されたのか　託されなければならないか...　などなど

国民の全ての意識が民主主義の成熟度を表すわけで...試されている。

制度　だけの問題ではない...　多くの問題がある。

民度の問題になると　際限がないので　制度に限ってみてみよう。

選挙区制の問題・議員定数の問題。区割り問題、

一票の格差問題。衆参両院制度の問題。国会会期の問題もある。

2世3世の問題、被選挙権者の年齢問題　男女格差の問題

こういう制度問題も　置いといて...
今回　特に問題視される　政治資金の問題　政党助成金制度

企業団体の献金問題　　きわめていい加減なルールの下で

選挙戦が行われてきた事　つまり　札束が飛び交う選挙戦

が　やっと明るみに出た。

選挙とカネ　
理解の助けに　一つだけ　　豆知識？　を披露する。

政治資金規正法　という法律ができたのは1948年・昭和23年

である。　戦後すぐの時代　まだ米軍統治下の時代。
　　　　　　　　　　　　（ちなみに私は5才だった...どうでもいい）

戦争に負け　戦争に至った根本原因を悉く日本から取り除こうと

していたアメリカの　いわば「良き統治時代」に出来た法律。

政治資金規正・・・文字を見て欲しい。規制ではなく規正法

なのである。　　およそ政治に携わる人は　自ら律し正す事

が求められたのである...にも拘わらず　その後の国会議員は

その精神をことごとく壊してきた。いつの間にか自ら律する

事が出来なくなってしまった。　そういう議員を生んできた

選挙の制度と有権者の民度にある。これが政治とカネの根本

にある。　　今この時に至れば　質の悪い議員　というのが

明瞭になってきているのだが　　何ともはや　云うこと無し。

選挙とカネ　これを是正するはずだった政党助成金　これも　

まやかしの　ザル法で...

派閥じゃない　勉強会だと称し　献金じゃない　と称して

券を買わせ、パーティーと称し　裏金作り...なにをかいわんや

ザル法で　釣れてきた議員だから　底が知れてる...


検察は本気だろうか？　制度の壁を　規制　という範囲では

なななか突き崩せないだろう。　　規正　という根本精神に

立ち返って　取り組んで欲しい。正義の味方　ウルトラマン

になれるだろうか...


ところで　　田中真紀子氏が　吠えた。　

政治とカネの問題　我慢ならない...と。上手だねえ　演説。

良識ある　与野党問わずの議員さんたちが　動き出せば

いいのだが...

メディアの興味は　もっぱら　政局...　安倍派はどうなる？

岸田の本音は？　麻生　茂木はどう動く？　解散はあるのか？

こんなことばっかり　議論やっていて...

官房機密費をたんまりせしめてきた？ような　　諸評論家共に

ああでもないこうでもない　と語らせているだけの体たらく。

泰山鳴動　　ネズミ一匹　　にさせてはならない。


検察　メディア　国民　すべてが試されている。

　　　　　　2023.　12.　12
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2割農民