Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

知床半島ウトロで出会ったZR-7S
　
　昨年7月の北海道ツーリングは、稚内の宗谷岬から室蘭の地球岬まで北海道の東北部から東南部の海岸線をたどるルートだった。7月24日の午前中、世界遺産知床半島の突端にある知床岬までクルーズ船に乗った。

  ↓2012年7月24日の本ブログ
  http://plaza.rakuten.co.jp/shigedoraku/diary/201207240000/

　クルーズを終え道の駅「シリエトク」で昼食をとった。そのあと駐車場に戻ったら見慣れたバイクがある。KAWASAKI ZR-7Sで、ほかならぬわが愛車もZR-7S。色も同じムーンライトシルバー。このときのツーリングの相棒はSUZUKI SkyWave でわがZR-7S は留守番していた。

「KAWASAKI ZR-7S」

(空冷4ストローク並列4気筒DOHC 2バルブ 738CC キャブレター仕様　67馬力)

　エンジンはゼファー750と同じで、ハーフカウルのないタイプもZR-7として併売されていた。発売時のボディ色は濃い青色のキャンディライトニングブルーで、このムーンライトシルバーになったのは2003年である。乾燥重量が207Kgと軽くてエンジン特性もフラットなトルクで扱いやすい。燃料タンクも22リッターと大きいのでツーリングには最適である。

　このウトロで見たZR-7Sは「なにわ」ナンバーで、トップケースを装着し、フロントのシールドはMRAのロングタイプに変更していある。自分もツーリングのために長めのMRAのシールドに換装している。走行距離は54,395Kmでよくみるとボディは傷だらけ。エンジンガードの損傷度からも歴戦の強者といった雰囲気がただよっていた。

「エンジンガード部分」

(旅先でこんなレアなバイクに出逢うとは思わなかった～2012年7月24日 北海道ウトロ町)

　このZR-7Sはヨーロッパでは人気があったというが日本ではほとんど見ることがない。2006年に生産終了となりカタログから消えた。自分は、生産終了後の2006年9月、ネットで探して走行2037Kmの中古を手に入れた。しかし6年半たってもまだ走行距離は14,500Kmである。

　大阪から走ってきたと思われるこのZR-7Sのオーナーには出会わなかった。自分の愛車と同じバイクを見て嬉しくて勝手に写真を撮らせてもらった。これからもずっと乗り続けて欲しい。