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カテゴリ:絵画
昨日、アンコールワット展へ、やっと行ってきました。 大阪の、谷町四丁目というところにある、 大阪歴史博物館で、9月11日までやっています。 建物は、大阪城公園のとなりなので、大阪城も見える位置にあります。 随分以前に、トルコの秘宝展へ行ってから、ここへ行くのは久しぶりでした。 トルコの秘宝展は、最後の日だったかで、 かなりの長蛇の列ができていて、見るのも一苦労でしたが、 昨日は、同じ会場とは思えないほど、土曜といっても、 人も多くなく、涼しく見られました。 展示されていたのは、ほとんど仏像のような彫刻ばかりでしたが、 見てるうちに、とても素朴な気持になれました。 アンコールワットは、カンボジアの奥地にあり、 9世紀初頭にかつてのクメール人が興した王朝の遺跡だそうですね。 写真は、ひざまづくプラジューナーパーラミタです。 昨日そこで、わたしが、一番気に入ったものです。 画像ではわかりにくいですが、正面に立って、その表情を見ていると、 凛としたものが、伝わってきます。 苦しみを超越して、すべてを受け入れ、穏やかに悟り、 王の帰りを待つ、その女性の表情は、 微笑んでいるかのようにも見えます。 名前のパーラミタは、心経の、般若波羅密多と同義らしいです。 そのほか、お釈迦様の立像やら、シバ神、シバの三神など、 だいたい同じようなものを、現してあるのですが、 そのお顔やら、体つきなど、同じであっても同じでないので、 見ていても飽きませんでした。そして、どれもとてもシンプルです。 面白かったのは、ひとつのガネーシャの像。でっしりと、座っている 石の像だけど、前に立ってみていると、クスっと笑いたくなる。 歓喜の神様だそうです。 わたしが載せてるウブドの絵の神様と同じなんだけど、 こちらは、見てるだけで、笑えました。 だって、解説が、おかしくて。父親である、シバ神に、誤解から、 その首を切り落とされ、母親が、代りに象の首を載せたと言うのだから。 知恵があり、とても人柄の良い神様だそうですよ(笑) ほかにも、可笑しい解説ありました。 そのせいもあるのか、なかなか、楽しかったです。 一度、アンコールワットに泊まって、夕陽が見たいな。
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